GNOME Shellでのトップバーの非表示方法
概要
先日,GNOME Shellでのドックの非表示方法を記した。ドックの他に画面スペースを占有している画面ウィジェットにトップバーがある。
今回,製品のデモ表示などトップバーも非表示にさせる必要があったので,GNOME Shellでのトップバーの非表示方法を調査したので記す。Ubuntu 20.04で確認した。
方法
「Hide Top Bar – GNOMEのトップバーを自動的に隠す拡張機能 | Ubuntuアプリのいいところ」を参考にした。
1. 「Hide Top Bar – GNOME Shell 拡張機能」の配布元にアクセスして [Hide Top Bar] GNOME Shell拡張機能をインストールする。
2. [GNOME Tweaks] を起動>[Extensions]>[Hide top bar]>[⚙] (歯車) を選ぶ。
2. [Sensitivity]>[Show panel when mouse approaches edge of the screen] をオンにする。
3. [Intellihide] の以下のオプション (全て) をオフにする。
- [Only hide panel when a window takes the space]
- [Only when the active window takes the space]
[Hide Top Bar] はデフォルトでは,トップバーを表示しておいて,ウィンドウがトップバーに重なったときだけ非表示になる。
最初の [Sensitivity] の設定でマウスが近づいたときだけ表示させ,[Intellihide] を無効にすることで,基本的に非表示にする。
結論
トップバーを常時非表示にすると,今までトップバーが上端だった画面の上端がなくなるため,デュアルディスプレイなどで画面拡張している場合,画面移動時に上端が画面外にはみ出すことがある。これにより,画面を閉じたり移動できなくなることがある。
地味にこれがイライラすることがある。また,トップバーには現在日時やインジケーターがあり,隠れてしまうと困ることのほうが多く感じる。
そのため,[Hide Top Bar] は使わなくてもいいかなと思った。製品開発やでも表示などで,トップバーを非表示にしたい場合に覚えておくと良いと思った。