MySQLのサポート期間 (EOL)
MySQLはOracle社が開発・サポートしている。Oracle社のMySQLのサポート方針は「MySQL :: MySQL Technical Support」に掲載されている。
これによると以下の3段階のサポートオプションが用意されている。
- Premier: リリース後1-5年
- Extended: リリース後6-8年
- Sustain: リリース後9年以上
Extendedまで新しいバージョンアップ (x.x.1) のサポートがある。そのため,実質的にサポートオプションのExtendedがMySQLのEOL (End Of Life) とみなせる。
Oracle社のライフタイムサポート方針は同じページの「Oracle Lifetime Support Policy: Coverage for Technology Products (p.21 for MySQL)」に掲載されている。
内容を以下の表にも掲載する。
Release | GA Date | Premier Support End | Extended Support End | Sustaining Support End |
---|---|---|---|---|
MySQL Database 5.0 | Oct 2005 | Dec 2011 | Not Available | Indefinite |
MySQL Database 5.1 | Dec 2008 | Dec 2013 | Not Available | Indefinite |
MySQL Database 5.5 | Dec 2010 | Dec 2015 | Dec 2018 | Indefinite |
MySQL Database 5.6 | Feb 2013 | Feb 2018 | Feb 2021 | Indefinite |
MySQL Database 5.7 | Oct 2015 | Oct 2020 | Oct 2023 | Indefinite |
MySQL Database 8.0 | Apr 2018 | Apr 2023 | Apr 2026 | Indefinite |
この表からわかるとおり,MySQL 5.5は2018-12,5.6は2021-02,5.7は2023-10,8.0は2026-04がEOLとなっている。
レンタルサーバー (shared web hosting service) ではMySQLがよく使われており,MySQLのバージョンが重要となる。
例えば,さくらインターネットでは2019-10-24にMySQL 5.5から5.7へのアップグレードが実施されている (さくらのレンタルサーバ 「データベースアップグレード機能」追加のお知らせ | さくらインターネット)。
MySQL 5.5のEOLは2018-12だがその1年後にアップグレードが実施された。EOLぎりぎりまではホスティング業者は同じバージョンのMySQLを使うのだろう。
また,MySQL 5.7の提供はリリース日の2015-10から2年3か月遅れた2018-01-18 Thuとなっている (参考: さくらのレンタルサーバ 「データベース機能」における「MySQL 5.7」提供開始のお知らせ | さくらインターネット)。新しいバージョンの対応がリリースからだいたい2-3年遅れてなされることがわかる。
2020-09-06時点ではMySQL 8.0を採用しているホスティング業者は少ない。EOLを迎える2023年まではMySQL 5.7がまだまだ現役のようだ。
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