OpenSSHのインストール
sshの代表的な実装であるOpenSSHをソースコードからインストールする。
sshはGitの依存関係の一つでもあるため,Gitをソースコードからインストールする際にも必要となる。
項目 | 説明 |
---|---|
配布元 | OpenSSH |
リポジトリー | |
手順 | ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/portable/INSTALL |
依存情報 | ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/portable/INSTALL |
依存先 (必須) | |
依存先 (任意) |
|
依存元 | Git |
任意の依存先が多数存在するが,autoconf以外はなくても問題ないだろう。
日付 | バージョン | OS | 依存関係 |
---|---|---|---|
2019-02-24 | 7.9p1 | Ubuntu 18.04 | GNU Make 4.2.1, GCC 8.1.0, OpenSSL 1.1.1a, Zlib 1.2.11 |
OpenSSHにはmake checkなどのテストがないので,動作に注意が必要だ。
make install
時に,デフォルトだと/var/empty
ディレクトリーを作成しようとする。/var/empty
の作成には管理者権限が必要となるため,configure実行時に--with-privsep-path=$LOCAL/var/empty
を指定して場所をローカル環境に変更した。
また,OpenSSH 7.8まではOpenSSL 1.1ではビルドできない。configure時に以下のエラーが出る。
checking OpenSSL library version... configure: error: OpenSSL >= 1.1.0 is not yet supported (have "1010101f (OpenSSL 1.1.1a 20 Nov 2018)")
ただし,以下のOpenSSH 7.9のリリースノートにあるように,7.9からOpenSSL 1.1とのビルドに対応している。
OpenSSH 7.8でビルドする場合は,OpenSSL 1.0を使うように注意する。
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