Eclipse Sirius/Obeo Designer Communityのチュートリアル

UMLの作図ツールを検討していて、Eclipse Sirius/Obeo Designer Communityを見つけた。チュートリアルを実施してどんな感じか調査した。情報が少なくて、苦労したのでメモを残しておく。

M1 macOS 11 Big Sur、Obeo Designer Community v11.6で確認した。

Eclipse Siriusというのがベースのプラグインになっていて、Obeo Designer CommunityはEclipse Siriusベースで他にもいろいろ付属しているモデリングツールとなっている。EclipseとSiriusを単独でインストールして使うのでも問題ない。

今回は環境の問題を避けたかったので、「Download Obeo Designer – A Free Eclipse Package – Obeo Designer」からObeo Designer Communityをダウンロードして使った。

なお、M1 Macだとそのままでは実行できない。直近で投稿した以下の情報を参考に実行した。

チュートリアルは「Sirius/Tutorials/StarterTutorial – Eclipsepedia」を行った。YouTube動画もあるのでそれも参考にした。

1. [File]-[New]-[Example]-[Sirius Examples]-[Basic Family Metamodel Definition] を選ぶ。 これで3のプロジェクトがインポートされる。basicfamilyに基本となるクラスが定義されている。

2. [Run]-[Run Configurations] を選ぶ。[Eclipse Application]-[Run] を選ぶ。これで新しく画面が起動する。

3. ここから新しい画面での作業になる。 [Window]-[Perspective]-[Sirius] を選んでSiriusのパースペクティブを表示する。

4. 新しい画面で [File]-[New]-[Example]-[Sirius Examples]-[Basic Family Sample Model] を選ぶ。これでダイアグラム表示される。2が大事だった模様。2を逃すと、[basicfamily.sample]-[example.basicfamily]の左にアイコンが表示されない模様。

5. [File]-[New]-[Viewpoint Specification Project] を選ぶ。[Project name]=[org.eclipse.sirius.sample.basicfamily.design] にする。これで新しいプロジェクトが生成される。

6. 作成したプロジェクトで [description]-[basicfamily.odesign] を選ぶ。[Sirius Specification Editor] で作りこんでいく。

[META-INF]-[MANIFEST.MF]-[Dependencies]-[Required Plug-ins]-[Add]-[org.eclipse.sirius.sample.basicfamily (1.0.0)] を選んで追加する。

Person diagramで [Metamodels]-[Add from registry] から http://www.eclipse.org/sirius/sample/basicfamily

7. 一通り作りこんだら、最後に [basicfamily.sample] を右クリック-[Viewpoints Selection] で先ほど作ったのを選ぶ。以後はこちらのプロジェクトで作業する。

8. [example.basicfamily]-[Family] を右クリック-[New Representation]-[new Person diagram]

後はチュートリアル通りにやる。ManNodeとWomanNodeの画像はない。

画像がない以外はほとんどチュートリアルと同じような手順で作成できた。しかし、チュートリアルを実施してもいまいち理解できなかった。それに、チュートリアルはサンプルファイルベースとなっている。何もないところから一からファイルを作っていく手順がわからない。

当初は2の手順を見落としていて、basifcamily.sampleのダイアグラムが表示されず困っていた。

元々やりたかったシーケンス図の作成もできない。しかたないから断念する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です