WordPressの推奨動作環境
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CMSのWordPressには推奨動作環境が存在する。WordPressは非常に多くのホスティングサービスで対応されており,レンタルサーバーでWebアプリケーションを開発・運営する上で,一つの基準となる。
つまり,WordPressの推奨動作環境で最低限動作するようにWebアプリケーションを開発しておくと,多くのホスティングサービスで稼働できる。
そこで,WordPressの推奨動作環境を整理した。
WordPressの推奨動作環境は「Requirements | WordPress.org」に掲載されている。
- PHP v7.4以上
- MySQL v5.6以上またはMariaDB v10.1以上
- HTTPSの対応
- Ngninxまたはmod_rewriteモジュールありのApache HTTP Server
こちらの推奨動作環境は2020-10-12 Mon時点 (WordPress 5.5.1) で確認した。時間が経過すると,バージョンが変わるので注意する。
なお,WordPress (v5.5.1) 自体はPHP 5.6.20+でMySQL 5.0+であれば動作する。ただし,これらの依存ライブラリーの古いバージョンはサポート期間が過ぎており,セキュリティの脆弱性を含んでいるため,非推奨となっている。
こちらの推奨動作環境からわかるように,PHP v7.4でMySQL v5.6で動作するようにWebアプリケーションを開発しておけば,多くのレンタルサーバーで動作するだろう。特にDBのバージョンは重要だ。プログラムは自分でインストールできるが,DBはレンタルサーバーが用意したものを使う必要があり,自分でバージョンを上げられないからだ。
自分でWebアプリケーションを開発する際は,新しい機能を使わず,なるべくMySQL v5.6までの機能だけで済ませるようにしたい。