AWSのBilling and Cost Managementでの請求のCSVダウンロード
概要
AWSのBilling and Cost Managementでは月々の請求明細を確認できる。
その際に,右上に [CSVのダウンロード] ボタンがある。デフォルトではこのボタンを選んでもCSVをダウンロードできない。今後のコスト管理の効率化のために,[CSVのダウンロード] で明細データを保存できるようにする。
現象
[Billing and Cost Management] にログインして [請求書] を選ぶ。
右上の [CSVのダウンロード] を選ぶ。
[CSVのダウンロード] 画面が表示されるので [ダウンロード] を選ぶ。
月別使用状況レポート CSV は、請求に関する設定ページで選択した後でのみ利用できます。
すると上記のメッセージが表示され,CSVのダウンロードに失敗する。
方法
このCSVのダウンロードはどうやればできるのか気になって調べたところ,以下にそのものの質疑応答があった。
いくつか設定を施してS3に保存する必要があるようだ。
設定
FAQの内容を元に早速設定してみる。
1. [Billing Management Console]>[Billing の設定] にアクセスする。
2. [請求明細レポート (レガシー)]>[☑ レガシー化した請求明細レポート機能を使って、AWS の料金に関する継続的なレポートを受け取る。] をチェックして有効にする。
3. [S3 バケットに保存:]>[設定] を選ぶ。
4. 左で既存のS3バケット名を選ぶか,右で保存用のバケット名を指定する。今回は [senooken.aws] というバケットに保存することにする。入力したら [次へ] を選ぶ。
5. [☑ このポリシーが正しいことを確認しました] をチェックして [保存] を選ぶ。
6. 詳細度が表示されるので,[月別レポート] と [コスト割り当てレポート] の両方をチェックして,最後に [設定の保存] を選ぶ。
これで次回の請求から [CSVのダウンロード] でデータをダウンロードできるだろう。
結論
AWSのBilling and Cost Management (請求情報とコスト管理) での請求のCSVダウンロードの方法を記した。
S3に保存する都合,課金に注意する。といっても,CSV程度であればたいしたデータ量にならず,課金額もしてれているので大丈夫だと思う。
目に見えている機能にも関わらずいちいち設定が必要で,いちいち面倒くさく感じた。
インターネットで検索しても,公式の一部堅苦しい情報か,アフィリエイトやAWSでビジネスをしている怪しい会社のサイトしかヒットせず,わかりにくい。
ここ何回かのブログでAWSの課金に関してわからなかったところを整理できたので,別の作業にようやく進めれそうだ。