文献調査を行う際に[http://pr.jst.go.jp/jdream2/||JDreamII]は日本最大の科学技術文献情報データベースで海外文献の概要も和訳されていたりと便利だ。半年前に文献調査を行ったときはここを利用していたが、当時はJabrefを知らず文献情報を逐一コピペでMS Excelに貼り付けるという非効率なやり方であった。
12月に入ってJabrefの使い方が分かり、文献管理は本文への引用も考えて.bibファイルを使うことにした。たいていの文献サイトではBibTeX形式での文献情報の出力に対応していて便利だ。
再びJDreamIIから文献を探して、その文献情報も.bibデータベースに加えようと思ったところ、JDreamIIでは文献情報のエクスポートでbibファイルは対応していなかった。代わりにrefer/BibIXという形式に対応していた。
refer/BibIX形式とはなんなのか調べたが情報がほとんどなかった。有用なサイトを以下に列挙した。
• http://www.sigmis.org/BibliographicFormatting.html
• http://sti15.com/bib/formats/refer.html
• http://kazmax.zpp.jp/cmd/r/refer.1.html
どうやら、文書の処理コマンドであるroffコマンドで文献を処理するreferという前処理プログラムが作る形式だというようだ。細かいことはわからなかった。
ここで関心があるのはいかにしてrefer/BibIX形式をBibTeX形式に変換するということだ。http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?BibTeX%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%AB#t7366eb3にrefer形式をBibTeX形式に変換するプログラムが紹介されていた。refer-toolsとr2bibがある。両方を使ってみた限りr2bibの方が正確で、ある程度自分でカスタマイズできるのでよかった。最終更新日付もr2bibの方が新しいし。コンパイルの仕方はいたって簡単。展開したディレクトリに入って次のコマンドを打つだけ。
$ make r2bib.c または $ gcc -o r2bib r2bib.c
$ cp r2bib.exe ~/bin; cp r2bib.1 ~/man/man1/
ここで、~/binと~/manにはそれぞれPATHとMANPATHの環境変数を通している。カスタマイズした内容は本当に簡単なことで、issnとkeywordとabstractを変換できるように元のソースコードをまねて変更した。しかし、年と月がyearのエントリに同時に入力されるので少し手作業がいる。プログラムができれば改良したい。
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