macOSのFinderの対応プロトコル
Macの標準ソフトウェアでリモートデスクトップ接続のソフトがないか調べていると、ファイラーのFinderで行えることを知って驚いた。気になったのでFinderが対応している通信プロトコルを整理した。
macOS 11 Big Surで確認した。
調査結果を以下の表に整理した。
プロトコル | スキーム | 説明 |
---|---|---|
AFP (Apple Filing Protocol) | afp | ファイル共有 (macOS)。 |
CIFS (Common Internet File System) | smb | ファイル共有 (古いWindows)。 |
FTP (File Transfer Protocol) | ftp | ファイル共有 。読込専用。 |
FTPS (File Transfer Protocol over SSL/TLS) | ftps | ファイル共有。読込専用。 |
NFS (Network File System) | nfs | ファイル共有 (UNIX)。 |
SMB (Server Message Block) | smb | ファイル共有 (Windows)。 |
VNC (Virtual Network Computing) | vnc | リモートデスクトップ。 |
WebDAV (Web-based Distributed Authoring and Versioning) | http/https | ファイル共有 (HTTPベース)。 |
ファイル共有が基本となっている。FTPだけ読込専用な点は注意が必要だが、主要なファイル共有のプロトコルには一通り対応しているようだ。ただ、この中に唯一ファイル共有とは異なるVNCが入っているのは違和感がある。
Macにはリモートデスクトップのクライアントソフトは他に入っていないので、場合よにってはFinderのVNC接続機能に頼るしかなさそうだ。
なお、これらのサーバーへ接続するには、Finderから [Go]-[Connect to Server] を選び、smb://DNSname/sharename
、smb://IPaddress/sharename
のような形式でURIを指定して接続する。
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