AppleのOS、Xcode、SDKの対応一覧の掲載サイト

macOSやiOSのようなApple製品はOSごとに対応しているSDKが異なっている。OSとSDKのバージョンは基本的に同じ数字が1対1で対応・同時リリースされている。ただし、macOS 11.5はSDK 11.3が対応する (macOS Big Sur 11.5 Release Notes | Apple Developer Documentation) ように、1個目のピリオドの右側の数字は一致しているとは限らない。

OSに対応したSDKでApple製品向けのアプリケーションをビルドしないと、起動時に以下のメッセージが表示されて実行できない。

You can’t use this version of the application “BlueGriffon.app” with this version of macOS.
You have macOS 11.6.5. The application requires macOS 12.1 or later.
OSとSDK不一致時の起動時メッセージ

SDKはXcodeとCommand Line Toolsにのみ同梱されており、「More – Downloads – Apple Developer」で配布されている。

OSとSDKのバージョンはほぼ同じ数字で一対一で対応しているものの、XcodeとOS・SDKのバージョンは対応していない。過去のバージョン向けの開発を行う場合、この対応関係が重要になる。

Xcode/OS/SDKのバージョンの対応関係がまとめられた資料を探したところ、以下の2サイトが見つかった。

  1. Version comparison table – Xcode – Wikipedia
  2. Xcode – サポート – Apple Developer

1個目はWikipediaのXcodeのページだ。意外とほぼすべてのバージョンに対してまとまっているサイトがなかった。2個目はAppleのページだ。こちらは最近までのバージョンしか掲載されていない。多くの場合はこれで十分だが、網羅性はWikipediaのほうが高い。

Apple製品での開発では、これらのページを確認して、SDKの対応関係を把握しておきたい。

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