品評☆4: MacBook Air (M1, 2020) CTO メモリー16 GB, SSD 2TB | 噂のM1チップは期待通りも一部ソフトの互換性と入力UIにストレス

概要

  • 商品名: MGN73JA/CTO【日本語(JIS)キーボード カスタマイズモデル】13インチMacBook Air: 8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M1チップ 2TB SSD – スペースグレイ [13.3型 /SSD:2TB /メモリ:16GB /2020年モデル]
  • 製品名: MacBook Air (M1, 2020)
  • メーカー: Apple
  • 数量: 1
  • 値段: 230,780円
  • 購入日: 2021-07-03 Sat
  • 受取日: 2021-07-23 Fri
  • 購入店: ビックカメラ.com
  • 購入サイト: https://www.biccamera.com/bc/item/8873714/
  • 評価: ☆4
  • URL: https://senooken.jp/post/2021/10/02/

2014-03-26に社会人になって購入したThinkpad E440が2021-06月初旬に故障して、電源が入らなくなってしまった。このノートパソコンにはUbuntuをインストールして、社会人なりたての自分を支えてくれていた。

ノートパソコンの故障により、新しいパソコンが必要になった。そこで、2020年11月発売されたApple silicon (M1) チップが搭載されてLinuxの生みの親であるリーナスさえもうならせた噂のMacBookを購入した。

年末に新しいモデルが登場するとの噂もあり、そこまで待つというのも考えたが、故障のためすぐに必要だったこともあり諦めた。結局10月に入っても発表はなかったので、購入したのは良かったようだ。

購入時の検討の様子や、受取日当日の開封の様子を「MacBook Air (M1, 2020) 開封の儀 – Togetter」にまとめている。

評価

今回購入したMacBook Airの基本的な性能情報を以下に記す。

  • 製品名: MacBook Air (M1, 2020)
  • 値段: 230,780円
  • 発売日: 2020-11-10
  • カラー: スペースグレイ
  • OS: macOS Big Sur (Version 11.3.1)
  • CPU: Apple M1 (8 CPU, 8 GPU)
  • Memory: 16 GB
  • ストレージ: SSD 2 TB
  • Monitor: 13.3 inch
  • Keyboard: 日本語JIS
  • 重量: 1.29 kg
  • 端子: USB 4=2個、ヘッドフォン=1個
  • 技術仕様: MacBook Air (M1, 2020) – 技術仕様

事前調査で、M1チップのMacBookであればMacBook AirとProとでは大きな違いがないため、若干安価なMacBook Airを選んだ。

今回、10年くらい使うことを想定して、MacBook Airで一番本体オプションのグレードの高いものを選んだ。具体的には、ストレージをSSD 512 GBから2 TBにして、メモリーを8 GBから16 GBにした。

本体オプションをカスタマイズした製品をアップルではCTOモデルと呼んでいるらしい。CTOモデルは、アップル公式サイトから購入するほか、アップルと提携している一部の量販店でも注文を受け付けている。

アップル製品は基本的に値下げや割引はなされない。CTOモデルもそれにならい、定価で買うしかない。標準モデルに関しては流通量が多いからか、割引されていることが多い。今回は長く使うため、CTOモデルが必須だった。

今回は、CTOモデルを受け付けているビックカメラ.comから購入した。オプションの組み合わせ単位で販売されており、今回自分がほしかったSSDとメモリーが最大のものは今回購入したものだけだった。MacBook Airではカラーバリエーションとしてゴールド、シルバー、スペースグレイの3種類があり、ゴールドはMacBook Airだけで選べる色だった。本来ならゴールドの色を選びたかったのだが、ビックカメラ.comではスペースグレイしか取り扱っていなかったのであきらめた。

なぜビックカメラ.comで購入したかというと、自分が調査した限り、ビックカメラ.comで購入するのが一番ポイント還元を受けられると判断したからだ。前述したとおり、アップル製品は値下げはほとんとされない。ただし、値下げや割引以外の量販店や決済方法によるポイント還元は受けることができる。

この視点でいろいろ調査したところ、ビックカメラ.comでビックカメラSuicaカードで購入すると、5+1.1 %程度のポイント還元が受けられ、一番お得だと判断した。ポイントサイトのアメフリやモッピーでもビックカメラ.comの取り扱いがあり、こちら経由でもポイントがもらえるかもしれない。投稿時点ではモッピーで審査中のため、こちらは不明となる。

2021-07-03 Satに注文して、2021-07-23 Friに到着した。注文からだいたい3週間かかった。取り寄せになるためこれはしかたないだろう。

購入直後にのみ保証サービスのApple Care+に有償で加入できるのだが、こちらはいろいろ検討した結果、不要と判断して見送った。代わりに本体サプライで保護することにした。

なお、本体サプライとして、キーボードカバー、本体ケース、液晶シートを購入している。こちらは、受取直前に急遽ビックカメラのお店を訪問して、販売されている中から適当に選んだものだ。本体の値段が値段なので、何でもいいからこれら3点はあったほうがよいと思う。人気製品なだけあり、専用のサプライが販売されていて、購入の迷いが軽減されたのは救いだった。余力があれば、付属品の評価は別で行いたい。

ここまで購入について評価してきたので、本体製品について評価したい。

利点は以下2点だ。

  1. 速度
  2. 重量

まず1点目の速度としては、動作に関して期待以上の速度だった。これまでSSDのノートパソコンを使ったことがなかったこともあり、M1チップのパフォーマンスもあり動作の早さに驚かされた。本体の起動も早いし、旧パソコンから移転する際の巨大ファイルのコピーなども速かった。速度に関しては満足している。

2点目の重量としては、本体のコンパクトさが素晴らしい。直近まで使っていた14インチのThinkPad E440は本体重量が充電アダプターを含めると2 kg程度はあり持ち運びには若干重たかった。それに対してこちらは本体が13.3インチと一回り小さいこともあり、本体サイズが1.3 kg程度。付属の充電アダプターも小さくずいぶん軽い印象だった。高価なので、あまり持ち運びたくはないが、持ち運べるというノートパソコンの利点を十分を生かせた軽さだった。

そして、欠点は以下3点となる。

  1. 端子数
  2. 入力UI
  3. 対応ソフト

まず1点目の端子数として、本体の端子数がたったの2個しかないことには注意が必要だろう。厳密には、本体端子はヘッドフォン端子が1個で、USB 4が2個のみとなる。使い方にもよるが、片方を充電用に使うとすれば、実質的に空き端子は1個のみとなる。また、端子形状はUSB Type-Cであり、従来のUSBマウスなどは対応していないことが多い。このことから、USBハブは必須となる。そのほか、映像端子やLANの端子なども一切ない。全てUSB 4からのハブでカバーするしかない。したがって、USBハブは必須のサプライとなる。

2点目の入力UIとしては、今回Macを初めて使うのだが、これまで使っていたWindowsやUbuntuと比べると入力インターフェイス周りが大きく異なっており、かなりストレスを感じている。

まず、キーボードの配列自体が異なる。Delete、\、Ctrl、Alt、Home, End, PageUp, PageDown, PrintScreen, Menu, Windows/superなどがない。代わりに、Option, Commandキーがある。Controlキーはあるが、キーの役割が違う。Windows/UbuntuでのCtrlキーがCommandキー相当となっている。このキー配列が異なる点で、ストレスを感じる。このほかにも、標準のファイラーであるFinderもWindowsのExplorerやUbuntuのNautilusなどと操作体系が異なっており、同じ感覚で使うとストレスを感じるだろう。慣れないうちは、外付けキーボードを使ったほうが混乱も少ないと感じる。

そして、3点目の対応ソフトしては、搭載CPUがARMベースのApple silicon M1によることで、一部のソフトウェアの使用で問題が発生することだろう。多くのソフトウェアはLogettaというIntelのCPU命令ををARMに変換するソフトウェアが自動で変換することで問題ない。ただし、仮想化ソフトウェアに関してはこれが対応しておらず、問題になる。

例えば、VirtualBox自体がM1 Macに対応していない。従来のBootCampがそもそもM1 Macで対応していないため、代わりにVMware, Parallels, UTMなどを使う必要がある。そして、VM上で動作させるにしてもIntelのイメージだと変換が必要になるため、動作が遅い。これにより、M1 Mac上でWindowsを使うのが面倒になる。

本体性能に関してはおおむね満足しているが、入力UIなどに関しては不満が残った。

結論

実に7年ぶりのメインノートパソコンの新調として、MacBook Air (M1, 2020) をレビューした。

噂のM1チップは期待通りの速度で、オプションをグレードアップしたこともあり、本体性能・スペックには満足している。

ただ、入力UIが大きく異なる点については、ストレス要因にもなっており不満だ。そのほか、これまでUbuntu上でWindowsマシンを動作させていたのが面倒になったこと、これまで使っていたソフトがM1 Macに対応していないため、VM上で使わざるを得ないこと、Macのパッケージ管理などMac独自の事柄になれないことなど、不満やストレス要素はそれなりにある。

OSがそもそも違うことと、ARMベースのCPUであることで、ギャップが自分には大きかった。

なお、繰り返すが性能には満足しており、今後ARMベースのCPUが主流になっていくこともあり得る。IT技術者としては、このタイミングで乗り換えられたのはベストだったと感じる。フロントエンド開発で、Safariでの確認が必要になったり、iOSアプリの開発は基本的にMacで行う必要があり、MacであればAndroidの開発もできる。IT技術者としてはMacに慣れておくと、何にでも対応できてよいかもしれない。

ただし、これまでMacを一切使ったことがない人が乗り換えると、ストレスを抱える可能性が高い。年末年始、盆休み、GWなどできれば時間に余裕があるタイミングでの購入・受取を推奨する。

自分としては、使い始めて2か月ほど経過するが、まだまだなれず、以前のパソコンよりも作業効率が落ちたり、日々の作業にストレスを感じることがある。23万円とそれなりのお金を払ったので、10年くらい長く使い込んでいきたい。

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