Windows 10標準のメールアプリの使用を避けるべき理由
普段,メールクライアント (メーラー) にWindowsでもGNU/Linux (Ubuntu) でも使えるThunderbirdを使っている。4/1に新しい会社に就職して,Windows 10の作業マシンを用意された。
Windowsを扱うので,わざわざ外部からインストールせずに,Windows 10標準搭載 (付属) のメーラーの「メールアプリ」を使いこなせばいいかと思って,メールアプリを試していた。
Microsoft Windows [Version 10.0.19042.867] (v20H2),メールアプリ: バージョン 16005.13426.20688.0で動作を確認した。
実際に何時間か試したところ,使用を断念した。理由としては,以下2点がある。
「Windows 10の「メール アプリ」を使いこなす|大塚商会」でも解説されている通り,メールアプリはメールの送受信を基本とするライトユーザー向けで,タブレットなどで手軽に確認したい人向けのシンプルな作りになっている。
そのため,フォルダー分けやフィルター機能が搭載されていない。こんな基本機能,搭載されていて当然だと思って,念のため調べた。その結果,どこにもそれらしい情報がなく,機能が搭載されていないというのが実際のようだった。
業務で長く使用する場合,大量のメールをやりとりするため,最低限フォルダー分け機能は実務上必要に感じる。そのため,Windows 10標準のメールアプリは使用すべきではないと感じた。
WindowsのメーラーにはOutlookもあるが,こちらは外部からインストールが必要になる。どうせ外部からのインストールが必要になるならば,GNU/Linuxでも使用可能なThunderbirdを使ったほうがいい。
ということで,新しい会社のメーラーにはThunderbirdを使うことにした。基本的にはOSの標準機能でできる限り対応したいのだが,やむを得ない。
意外とWindows 10のメールアプリについて情報がなかったので,備忘録として残した。