Androidの仮想キーボードによるレイアウト崩れの防止

EditTextなど入力フォーカスが編集可能なテキストフィールドに出入りすると，必要に応じて画面キーボードが表示・非表示される。場合によっては，UIがこれに伴い移動する。

この仮想キーボード・ソフトウェアキーボードの表示により，UIが崩れてしまうのが困る。そこで，この仮想キーボード表示によるレイアウト崩れを抑止する。

「入力方法の表示の処理 | Android デベロッパー | Android Developers」に制御方法が記されている。

app/manifests/AndroidManifest.xmlのapplication要素内のactivity要素のandroid:windowSoftInputMode属性で制御する。

この属性の詳細は「<activity> | Android デベロッパー | Android Developers」に記されている。設定値ごとの挙動の違いは「Move Layout When Keyboard Shown (Avoid Keyboard Overlap EditText) | Lua Software Code」が参考になる。

デフォルトだと"adjustUnspecified"になっており，余白が足りない場合画面レイアウトを移動させてキーボードの表示領域を確保する。この方法だと入力領域と他の表示部分も同時に見えるため，推奨されている。

これを回避するには，adjustPanを明示的に指定する。この方法だと，キーボードに画面UIが隠れてしまう。隠れた部分を確認するには，一度キーボードを閉じる必要がある。しかし，画面UIが崩れてしまうよりかはましなので，今回はこれを指定する。

具体的には以下のように指定する。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    package="jp.senooken.android.mtgcounter"
    android:installLocation="preferExternal">

    <application
        android:allowBackup="false"
        android:icon="@drawable/ic_launcher"
        android:label="@string/app_name"
        android:roundIcon="@drawable/ic_launcher"
        android:supportsRtl="true"
        android:theme="@style/AppTheme">
        <activity android:name=".GameHistoryActivity" />
        <activity android:name=".HistoryActivity" />
        <activity android:name=".AboutActivity" />
        <activity
            android:name=".MainActivity"
            android:windowSoftInputMode="adjustPan">
            <intent-filter>
                <action android:name="android.intent.action.MAIN" />
                <action android:name="android.intent.action.VIEW" />

                <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
            </intent-filter>
        </activity>
    </application>

</manifest>

これで仮想キーボードが表示されても，レイアウトが崩れずに済む。

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