Ubuntu 18.04の動作が異常に遅い原因の対処

2019-02-17 SunにUbuntu 16.04→18.04にOSのバージョンを更新した。しかし,更新してからPCの動作が遅くなってしまった。IMEであるmozcの切り替えで30秒ほど待たせされるようになり,さすがに我慢できなくなった。そこで原因を調査した。

手始めに,topコマンドやgnome-system-monitorからCPUの使用率を確認したところ,baloo_fileや特にbaloo_file_extractorのCPU使用率が高く,またDisk I/Oが発生していた。これらのプロセスは見慣れないものであり,おそらくbaloo_file_extractor原因だろうと推測した。

このコマンドで検索したところ以下のページを見つけた。

上記ページの記載にしたがって,以下のコマンドでbaloo_file_extractorの停止と無効化を試みた。

balooctl stop
balooctl disable

コマンドを実行してもプロセスは残ったままだった。ただし,PCを再起動したところ,baloo_file_extractorのプロセスが消え,PCの動作が以前通り快適になった。

状況を再現しようと,baloo_file_extractorコマンドやbalooctl startなどでbaloo_file_extractorを起動してみても,デーモンとしてバックグラウンドで常駐せず,再現できなかった。

なお,2番目のサイトにあるように,~/.config/baloofilercの[General] の末尾にonly basic indexing=trueの設定を追加したりしたが,関係なかったようなので元に戻した。

[Basic Settings]
Indexing-Enabled=true

[General]
dbVersion=2
exclude filters=*.csproj,*.swap,CMakeTmpQmake,*.aux,.histfile.*,po,cmake_install.cmake,CTestTestfile.cmake,*.m4,*.vm*,*.elc,.uic,.obj,autom4te,litmain.sh,*.pyc,CMakeFiles,.pch,*~,.svn,*.nvram,.xsession-errors*,.hg,confdefs.h,*.tmp,*.loT,config.status,*.rej,lzo,lost+found,*.pc,_darcs,.bzr,conftest,confstat,*.moc,*.po,core-dumps,libtool,*.gmo,__pycache__,ui_*.h,*.omf,*.rcore,*.lo,Makefile.am,qrc_*.cpp,*.la,*.part,*.o,CMakeTmp,.moc,moc_*.cpp,.git,*.orig,*.class,CVS,CMakeCache.txt
exclude filters version=2
first run=false
only basic indexing=true

再現せず,なんだか気持ち悪いが,ひとまず解決したので良かった。今後もPCの動作が遅いと感じたら,CPUの使用率やDisk I/Oを確認して原因となるプロセスを特定して速やかに対処したい。

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