Ubuntuの [Software Updater] やapt updateの更新エラーの回避方法

Ubuntu (16.04) の [Software Updater] の起動時や,apt updateコマンドの実行時に,リポジトリー不在によるエラーで更新が失敗することがある。その解決方法を記す。 Ubuntuでは,ソフトウェアの更新時に [Software Updater] (update-manager) を使用する。しかし,起動時に以下の画面が出て,更新に失敗することがある。
Failed to download repository information
Check your internet connection.
[Software Updater] の失敗画面
この場合,特定のリポジトリーにエラーが出ているために全体のコマンドがエラーとなっている可能性がある。エラー原因となるリポジトリーを特定し,そのリポジトリーを除外することでエラーを回避できる。 以下のように,[Software Updater] と同じ機能を持つapt updateコマンドを実行し,その出力内容から問題となるリポジトリーを特定する。
sudo apt update
Err:16 http://ppa.launchpad.net/ikoinoba/ppa/ubuntu xenial Release             
  404  Not Found
Reading package lists... Done                      
E: The repository 'http://ppa.launchpad.net/ikoinoba/ppa/ubuntu xenial Release' does not have a Release file.
N: Updating from such a repository can't be done securely, and is therefore disabled by default.
N: See apt-secure(8) manpage for repository creation and user configuration details.
この場合,「http://ppa.launchpad.net/ikoinoba/ppa/ubuntu xenial」のリポジトリーの調子が悪い。 まず,以下のコマンドで[Sottware & Updates]を開く。
software-properties-gtk --open-tab=1
該当リポジトリーである「http://ppa.launchpad.net/ikoinoba/ppa/ubuntu xenial」のチェックを外す。
[Software & Updates]>[Other Software]
これでエラーが解決する。再び, [Software Updater] (update-manager)やapt updateを実行すると,エラーなく正常に終了する。 問題の発生しているリポジトリーを更新確認対象から外すことで,問題を回避した。しかし,根本的な解決にはなっていない。リポジトリーのURLが変更したなど別の理由があるので,必要なリポジトリーであればさらなる調査が必要となる。

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