Install Atom editor and sync configuration file
GitHub製の自由なマルチプラットホームのテキストエディタAtomをWindowsとUbuntuにインストールした。さらに設定ファイルを同期でき るようにした。
ブラウザであるChromiumとNode.jsをベースとしたテキストエディタとなっている。
リリースログ(https://github.com/atom/atom/releases)をみると2013-03-01におそらく最初のv0.0.1 がリリースされている。当初は不自由なソフトになると思われていたが,途中で方針を変更して2014-05-06から自由なライセンス(MIT License)で提供している。
参考:米GitHub、テキストエディタ「Atom」をオープンソース化 | SourceForge.JP Magazine http://sourceforge.jp/magazine/14/05/07/160000
私は普段はテキストエディタにVimを使っている。しかし,細かい操作を覚えきれないし,キーバインドや設定のカスタマイズがしんどいなと思ってきていた。 こういうややこしいところはソフトウェアがどうにかすべきだと思う。人間は楽してもっと別のことをやったほうがいいと思う。
Vimとは別で楽に操作ができて高機能なエディタが必要だなと思っていた。つい最近知り合いの人がWindowsで人気のEmEditorからAtomに乗 り換えたと聞き,興味を持った。とりあえずWindowsとUbuntuにインストールして設定ファイルを共有するところまでやってみた。
ちなみにAtomのロゴは以下の画像だ。Atomは日本語で原子という意味で原子をかたどったロゴのようだ。
Cite from https://github.com/atom/atom/tree/master/resources/atom.png
Install Atom
以下のOSでの動作を確認している。
- Windows 7, 8
- Ubuntu 14.04
Windows
Windowsのパッケージマネージャーであるchocolateyでインストールする。事前にchocolateyをインストールしておく。 Chocolateyを使わなくても公式サイト(https://atom.io/)からバイナリも配布されているので簡単だ。
cinst Atom
参考:インストール方法:Atom で Windows でも快適 Markdown 環境! | 株式会社バニーホップ http://www.bunnyhop.jp/tips-20140811/
Ubuntu
Ubuntuであれば,PPAを追加してAPTで簡単にインストールできる。
sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/atom sudo apt-get update sudo apt-get install atom
参考:
- atom.io – atomをUbuntuにPPA経由でインストールする – Qiita http://qiita.com/sudix/items/4e4e1bed2f9cf257e692
- Install Atom Text Editor In Ubuntu Via PPA [32bit + 64bit] ~ Web Upd8: Ubuntu / Linux blog http://www.webupd8.org/2014/05/install-atom-text-editor-in-ubuntu-via-ppa.html
Configuration
最低限の設定を行う。フォントの設定や折り返し,インデントガイドの設定を変更する。
Edit -> Preferences -> Settings -> Editor Settings ->
Font Family: “Migu 1M”
Font Size: 12
下の方の折り返しをオンにする。
Show Indent Guides
Soft Wrap
マルチバイト文字の折り返し対策
標準では日本語や中国語(CJK)などのマルチバイト文字はsoft wrap (折り返し)がうまくいかない。Atomic CharというAtomのパッケージをインストールすれば解決する。Japanese Wrapという日本語専用のものの改良版のようだ。
Configuration directory, file
Atomの設定ファイルの格納ディレクトリは以下となっている。
OS | ディレクトリ |
Windows | %USERPROFILE%\.atom |
Linux | ~/.atom |
また,設定ファイルは以下のものがある。
ファイル名 | 説明 |
config.cson | エディタ領域内の設定 |
style.less | メニュー等のエディタ自体の設定 |
init.coffee | Atomが起動直後に読み込む初期スクリプト |
keymap.cson | キーバインドの設定 |
Atomの設定を複数の端末で共有するならば,.atomディレクトリをまるごとコピーして,Dropboxなどのオンラインストレージに保存し,元の場所 にシンボリックリンクを貼っておけばよい。
Atomではアカウントを作ることでパッケージを複数端末で共有できるサービスを行っている。しかし,可能ならば自分の環境だけで完結させたいのでオンライ ンストレージを使うことにした。この方法だと自分で設定をGitやGitHubで管理できるのでより好ましい。
ひとまずここまでで,Atomをインストールし最低限の設定を行い,設定ファイルを共有できるようにした。まだほとんどAtomを使えていないので,使い慣 れたらAtomの設定についてメモにまとめたいと思う。