Ubuntuでログインのキーリングのロックの解除

Ubuntu 20.04で自動ログインを有効にすると,ログイン直後にパスワードを要求されてしまい,自動ログインの設定の意味がなくなってしまった。このログイン直後のパスワードの入力を省略する方法を記す。

情報源

[Settings]>[Users] (gnome-control-center user-accountsコマンド相当) から [Automatic Login] (自動ログイン) を有効にした。

しかし,この後からログイン時に毎回以下のような画面が表示されて,パスワードの入力を要求されるようになってしまった。

Unlock Login Keyring
Enter password to unlock your login keyring
The login keyring did not get unlocked when you logged into your computer.
Password:

これでは自動ログインを設定した意味がない

そこで,このパスワードを省略させる。

[Show Applications]>[Passwords and Keys] (seahorseコマンド) を選ぶ。

その後,[Passwords]>[Login] を右クリック>[Change Password] でパスワードを変更する。

認証のため,一度パスワードを入力し,その後変更後の新しいパスワードに何も入力せず [Continue] を選ぶ。

これでログイン直後にパスワードを要求されなくなる。変更後の新しいパスワードに何も入力しないのがポイントとなる。

なお,Ubuntuのバージョンをアップグレードすると,このパスワードが勝手に設定されるようだ。以前この手順でパスワードの入力を省略したのに,再び入力が要求されてしまった。

ログイン直後にパスワードを要求されたら,同じ手順でパスワードを空にすれば解決する。

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