フリーソフトウェア財団 (Free Software Foundation: FSF) への加入

自由なソフトウェアを推進しているフリーソフトウェア財団 (Free Software Foundation: FSF) へ2019-05-25 Satに加入したので,加入方法を記す。

概要

FSFの存在を初めて知ったのは,2012年の大学院修士1回生の頃だった。それ以来,その考え方に共感し,フリーソフトウェアを積極的に活用していた。FSFなしでは現在の情報社会は成立しないと確信している。2016年からIT技術者として仕事をしており,今後も当分はIT技術者として仕事をするだろう。そこで,2019年4月に30歳になったこともあり,いいタイミングなのでFSFに加入することにした。

FSFに加入することで,GNUプロジェクトにより開発されている数多のフリーソフトウェアや,FSFとも関連して活動されているThe Document FoundationとそのプロジェクトのLibreOfficeへの支援にもつながる。自分がFSFにより支援されているフリーソフトウェアを使い続ける限り,会員として金銭的にも支援していくことにした。

特に,最近は分散SNSのGNU socialを使っており,この先もずっと使うつもりであるので,GNU socialの支援のためにも,FSFへ加入したかった。

FSFへの加入方法を解説した日本語の記事が見つからなかったので,備忘録としても手順を記録することにした。

加入特典

FSFへの加入特典は [Associate Member Benefits] に記されている。

  1. FSFへの継続的支援
  2. USBメンバーシップカード
  3. FSFメンバーバッジ
  4. LibrePlanetカンファレンスへの無料登録
  5. FSFショップの購入の20 %割引
  6. ThinkPenguiからのハードウェアの5 %の割引
  7. 隔年の会報
  8. FreenodeのIRC cloak
  9. XMPP (Jabber) サーバーの使用
  10. Digital Credit Union elibibility
  11. LibreOffice Certification
  12. 友人やフリーソフトウェアのサポーターのFSFメンバーへの勧誘
  13. USAでの税控除

USBメンバーシップカードと,FSFメンバーバッジがわかりやすい特典だろうか。

登録ページへのアクセス

まず,FSFの公式サイトにアクセスする。

FSF公式サイト

この右上の [JOIN NOW] のバナーを選択し,[Join the FSF] にアクセスする。

[Join the FSF]

こちらのページがFSFへの加入申請ページとなる。

https://my.fsf.org/のWebサイトで,加入申請やアカウントの更新,寄付など扱っているようだ。

メンバーシップとユーザー情報

[Join us!] のセクションで,メンバーシップの種類を選択して,ユーザー情報 (ユーザー名とパスワード) を入力する。

[Join us!] 項目

FSFへの加入にあたって,いくつかのメンバーシップを選べる。

年間で500 USD以上の会費の支払いや寄付を行う場合,ThankGNUと呼ばれる年間の貢献者リストへの名前掲載が可能となる。その後は,1000 USD,5000 USDごとに貢献のランクが変わるくらいで,会費の額に応じた特典に違いはなさそうだ。

そのため,[Annual Associate Member – $ 120.00 (年間賛助会員)] を選んでおけばいいだろう。年払いの他に,月払い ([Monthly Associate Member – $ 10.00]) も選べる。会費の支払を自動化するため,[☑Please renew my membership automatically.] にチェックを付けておく。

メンバーシップを選んだら,ユーザー情報を入力する。ユーザー名を入力したら,右側の [Check Availability] を選択し,ユーザー名が利用可能であることを確認しておく。ユーザー名は登録後変更不可能なので注意する。

ユーザーアカウント情報の次の項目で,USBメンバーシップカードの受け取りの有無を選択できる。

注意すべき点は, [☑No thanks, I want 100% of my membership dues to go to support the Foundation’s work.] とあるように,デフォルトでは受け取らない点だ。

基本的には [A credit card sized bootable USB membership card runnning Trisquel (with source code, of course!)] を選択して,USBメンバーシップカードを受け取ったほうがよいだろう。何らかの経緯で既にUSBメンバーシップカードを受けっとていたり,単純にカードが不要な場合にチェックを付けて,受け取りを拒否すればよい。

住所と支払い方法

次のセクションの [Name and address for membership] で氏名・住所を入力し,[Payment Options] で支払方法を選択する。

[Name and address for membership], [Payment Options]

冒頭の [May we thank you publicity for your donations?] で年間500 USD以上の会費の支払いや寄付による貢献者リストへの氏名公開の有無を選択できる。氏名公表にデメリットがないと思うので,ここは [Yes] を選択しておく。

[Payment Options] のセクションで支払い方法を選ぶ。支払い方法にはクレジットカード,デビットカード,Paypalが選べる。

不自由なJavaScriptコードを使っているPayPalを推奨していない文言があり,FSFらしい。クレジットカードを選択する場合は,[Creadit Card Information] にクレジットカードの情報を入力する。

個人的には,クレジットカードの有効期限の更新を忘れる恐れがあるので,Paypalを使ったほうが便利だろうと感じた。

FSF加入者と支払者は同一なので,デフォルトのまま [☑My billing address is the same as above] にチェックを付けたままにして,次のセクションの [Billing Name and Address] の入力は省略する。

加入理由とメールアドレス

最後のセクションの [Reason for Joinning] では加入理由 ([What inspired you to join today?]) とメールアドレスを入力する。また,月刊のニュースレターのメーリングリスト ([Free Software Supporter]) の購読の有無を選べる。このメーリングリストはFSFのメインのメーリングリストであり,FSFの活動やフリーソフトウェアの世界各地のニュースが配信されるらしい。試しに購読してみる。

[Reason for Joining]

なお,加入理由には「Because I am IT engineer and I appreciate to FSF and GNU project and I became 30 years old. (IT技術者であり,FSFとGNUプロジェクトに感謝しており,30歳になったから。)」と回答しておいた。

登録内容の確認と支払

最後に [✓Review Cotribution] を選択して,入力情報の確認画面に移動する。

登録内容の確認画面

内容に問題なければ,[✓Continue] を選択する。

今回は支払い方法にPaypalを選んだので,Paypalの支払画面に移動する。

Paypalの支払画面

[Log in to subscribe PayPal Check out] を選択してPaypalアカウントにログインして会費を支払う。

今回は1 JPY = 0.00879 USDの換算レートで13646 JPYの支払いとなった。

加入完了

支払いが完了すると,my.fsf.orgのページに完了登録画面が表示され,メールが届く。

加入完了画面

件名が [Almost done! Confirm your email address…] のメールが届くので,本文内の [Please confirm your email address.] のリンクを選択して,メールアドレスを認証する。

メールアドレスの認証画面

登録時に選択した [Free Software Supporters] のメーリングリストに登録されたようだ。

加入後

その他,https://my.fsf.org/userでユーザーページにアクセスできる。ユーザーページは登録情報の閲覧と編集だけができるような質素なものだった。

支払い完了画面で,[See our recommendations for social media platforms that respect freedom and privacy.] とあり,https://www.fsf.org/shareへのリンクが貼られていた。

FSFのSNS

どうやら,FSFの公式のSNSのアカウントとしては,GNU socialDiasporaの2種類があるようだ。その他に,不自由なSNSのため推奨はしていないもののTwitterのアカウントもあるようだ。GNU socialのアカウントは既に知っておりフォローしていたが,Diasporaのアカウントは初めて知った。しかも,Diasporaのアカウントの方がアクティブなようだ。自分のGNU socialのアカウントから早速フォローしておいた。GNU socialであればプラグインにより,Diasporaとも連携可能だからだ。

その他に,News, Blog, Eventなどのアナウンスがあるので,RSSリーダーに登録して最新動向をチェックしておくとよいだろう。

結論

FSFへの加入方法を記し,実際に2019-05-25 Satに加入した。

ひとまず,一番安くてスタンダードな [FSF Annual Associate Member] (年会費120 USD) のメンバーシップに加入した。お金に余裕ができれば,[FSF Contributing Member] (年会費500 USD) のメンバーシップに変更し,ThankGNUのリストに名前が載るようにしたい。

今後も自分ができる範囲でフリーソフトウェアを推進していきたい。

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