Windows 10の自動ログイン方法
概要
Windows 7を使っていた頃は,パソコンの電源オン後,自動ログインができた。しかし,Windows 10では自動ログインがそのままではうまくいかず手こずっていた。
最近,重い腰を上げてWindows 10での自動ログイン方法を調べ直して,うまくいったのでここに記す。
「Windows10 – 起動時のパスワード入力を省略 – 自動サインイン – PC設定のカルマ」で紹介されているnetplwiz
でうまくいった。
Windows Version 10.0.17134.915で確認した。
方法
まず最初に,以下の操作でアカウントにパスワードがない場合,パスワードを設定する。
[スタート]>[⚙設定]>[アカウント]>[サインインオプション]>[パスワード]>[追加]
元々,自動ログインのためにアカウントのパスワードを解除していたのだが,今回の方法ではアカウントにパスワードが必要なので,パスワードを設定する。
その後,スタートメニュー右の検索バーやcmd.exeから [netplwiz
] を実行する。
上記 [自動サインイン] 画面が表示される。
ここで,[☑ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] のチェックを外す。
ユーザー名とパスワードを入力が要請されるので入力する。最後に [OK] を選ぶ。
なお、[☑ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] が表示されない場合がある。
Windows 7から10にアップグレードした32bit版やWindows 10 ARM評価版で遭遇した。「Windows 10 [netplwiz]自動ログインの設定が表示されない時の対処法-パソブル」を参考にして対応できた。
この場合、レジストリーの [HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Microsoft¥Windows NT¥CurrentVersion¥PasswordLess¥Device]-[DevicePasswordLessBuildVersion] をダブルクリックして値を2から0にする。
再起動してnetplwizを実行すると、該当チェックボックスが表示される。
手順は以上となる。最後にパソコンを再起動して自動ログインできることを確認できれば完了となる。
結論
Windows 10の自動ログイン方法を記した。
今まで面倒と思いながら,毎回起動時にパスワードを入れてログインしていた。今回の設定で,その手間が省かれて,電源を入れるだけで自動ログインできるようになった。
Windowsはログイン後の起動も遅いので,その無駄なロスを回避できてよかった。
バージョンが上がるとまた方法が変わるかもしれないが,しばらくはこの方法で対応したい。