独自ドメインのメールアドレスにはDNSのMXレコードが必要
概要
2018年の初めに独自ドメインのsenooken.jpを取得してから,メインのメールアドレスにもこのドメインを使っている。
大部分のWebサービスでは問題ないのだが,たまに独自ドメインのメールアドレスでアカウントを作成できないサービスがある。例えば,UdemyとFreenomで独自ドメインのメールアドレスを登録できなかった。
今回この問題を解決できたので,解決方法を記す。
方法
Udemyで独自ドメインのメールアドレスを登録できないことを報告すると,サポート担当者が「登録またはログインに関する問題 – Udemy」で対応してくれた。
ここでの回答で,senooken.jpのMXレコードが有効でないと指摘を受けた。そして,「MX Lookup Tool – Check your DNS MX Records online – MxToolbox」というMXレコードの有効性を確認できるサイトを教えてくれた。
実際に自分でこちらのサイトで確認すると,以下の通り [DNS Record Published: DNS Record not found] と表示されていた。
そこで,ドメインの管理画面 (スタードメイン) で以下の内容のMXレコードを登録した。
senooken.jp MX 0 m9.coreserver.jp
レンタルサーバーにCORESERVERを使っているので,CORESERVERのサーバーのアドレスを登録した。
この状態で,再度 [MX Lookup Tool] で検証する。
上記のように認識された。
この後,メールアドレスの登録・変更に失敗したUdemyとFreenomで独自ドメインのメールアドレスへの変更を試みるとうまく成功した。
結論
独自ドメインのメールアドレスがWebサービスのアカウント登録で使えない問題の対処方法を記した。
多くのWebサービスで問題なかっただけに,Webサービス側の問題かと思ったのだが,こちらの設定の問題だった。きちんとメールサーバーの有効性を確認しているサイトで引っかかっていただけだった。
MXレコードの登録が必要なことは,レンタルサーバーを使う際のマニュアル等に記載されておらず,今まで知らなかった。
今後独自ドメインでメールアドレスを使う際は,忘れずに設定しておきたい。