インストール: odt2txt | LibreOffice文書 (ODF) の処理に必要なツール

自由なオフィススイートのLibreOfficeが標準形式として採用しているOpenDocument Format (ODF) からテキストを抽出するodt2txtをソースコードからインストールする。

ODFはXMLをzip圧縮したバイナリー形式のファイルとなっている。バージョン管理する際やデータ処理する場合に,そのままだと都合が悪い。odt2txtコマンドを使うことでテキストや元データのXMLを抽出できるので,ODFの処理で必要になる。

パッケージ情報
種類パッケージ名
APTodt2txt
RPModt2txt
インストール情報
項目説明
配布元dstosberg/odt2txt: A simple converter from OpenDocument Text to plain text
リポジトリーdstosberg/odt2txt: A simple converter from OpenDocument Text to plain text
手順odt2txt/INSTALL at master · dstosberg/odt2txt
依存情報
依存先 (必須)Make (GNU Make)
依存先 (任意)libiconv, libzip
依存元
インストールコマンド
sh -eux <<-'EOT'
PKG=odt2txt VER=0.5 TAG=v$VER PKG_VER=$PKG${VER:+-$VER}
LOCAL=$([ $(id -u) = 0 ] && echo /usr/ || echo ~/.)local
J=$(grep -cs '^processor' /proc/cpuinfo || echo 2)
mkdir -p "$LOCAL/src"
cd "$LOCAL/src"

if command -v git >/dev/null; then
  [ -e $PKG ] || git clone --depth 1 https://github.com/dstosberg/odt2txt $PKG
  cd $PKG
  git fetch --depth 1 ${TAG:+origin tag $TAG}
  git checkout -f ${TAG:-master}
  git clean -dfX
else
  [ -e $PKG_VER ] || wget URL
  tar -xf $PKG_VER.*
  cd $PKG_VER
fi

make -kj $J distclean clean || :
[ -e configure ] || [ -e configure.ac ] && autoreconf -is [ -x configure ] && ./configure --prefix="$LOCAL/stow/$PKG_VER" make -j $J make -j $J DESTDIR="$LOCAL/stow/$PKG_VER" install cd "$LOCAL/stow" echo $PKG${VER:+-}[0-9]* | xargs -n 1 stow -D stow $PKG_VER EOT
インストール例
日付バージョンOS依存関係
2020-10-150.5Ubuntu 20.04GNU Make 4.2.1, GCC 9.3.0

odt2txtはAutotoolsを使っていないシンプルなリポジトリーになっていた。依存関係も比較的少なく,Linuxではmakeコマンドを実行するだけでビルドできた。makeDESTDIR変数でインストール先ディレクトリーを指定してインストールする。

Linux以外のOSではlibiconvやlibzipが必要になることがある。

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