インストール: Perl | Web黎明期を支えたインタープリター型言語

プログラミング言語Perlをソースコードからインストールする。

Perlはインタープリター型言語であり,主に2000年頃に活躍したプログラミング言語だ。テキスト処理が得意で,Webの黎明期を支えた言語だ。

その他,IT技術の比較的初期に登場したインタープリター型言語ということで,WikipediaやLinuxなど多くのテキスト処理が必要な場面のスクリプトとして採用されている。

既にPerlbrewでのインストール方法も公開しているが,Perlbrewは自身のインストールにPerlが必要なところがいまいちだった。

Perl本体をソースコードから自分でビルドする場合,もちろんPerlはなくても問題ない。

パッケージ情報
種類パッケージ名
APTperl
RPMperl-interpreter
インストール情報
項目説明
配布元The Perl Programming Language – www.perl.org
リポジトリーPerl/perl5: ?The Perl language interpreter.
手順
依存情報
依存先 (必須)Make (GNU Make)
依存先 (任意)
依存元cpan, perlbrew, GNU Stow
インストールコマンド
sh -eux <<-"EOT"
PKG=perl VER=5.32.0 TAG=v$VER PKG_VER=$PKG${VER:+-$VER}
LOCAL=~/.local J=$(grep -cs '^processor' /proc/cpuinfo || echo 2)
mkdir -p "$LOCAL/src"
cd "$LOCAL/src"

if command -v git >/dev/null; then
  [ -e $PKG ] || git clone --depth 1 git://github.com/Perl/perl5 $PKG
  cd $PKG
git fetch --depth 1 ${TAG:+origin tag $TAG} git checkout -f ${TAG:-master}
git clean -dfX else [ -e $PKG_VER ] || wget https://www.cpan.org/src/5.0/$PKG_VER.tar.gz tar -xf $PKG_VER.* cd $PKG_VER fi
make -kj $J distclean clean || : ./Configure -des -Dprefix="$LOCAL/stow/$PKG_VER" make -j $J make -j $J test make -j $J install cd "$LOCAL/stow" echo $PKG${VER:+-}[0-9]* | xargs -n 1 stow -D stow $PKG_VER EOT
インストール例
日付バージョンOS依存関係
2020-08-185.32.0Ubuntu 20.04GNU Make 4.2.1, GCC 9.3.0

ビルドの依存情報が見つからなかった。おそらく,GNU MakeとCコンパイラーがあれば大丈夫と思われる。

makeの実行にそこまで時間はかからないが,make testの実行に20分ほどかかるので注意する。

Perlにはcpanが付属している。万が一,cpanだけインストールしている場合は,stow実行時に競合するので事前にcpanをstow -Dでリンクを削除しておく。

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