2020-07-05 Sun東京都知事選挙での幸福実現党の七海ひろこへの投票理由

概要

2020-07-05 Sunに東京都知事選挙が行われた。今回は立候補者が22名と多く，新型コロナウイルス感染症の対策中ということで，リモートでの選挙活動がなされたいつもと異なる選挙だった。

今回はいつもの方針に従って，幸福実現党の七海ひろこに投票したので，その理由を記す。

なお，選挙公報や立候補者一覧は特設サイトの「東京都知事選挙特設サイト」で掲載されている。時間が経過するとサイトが閉鎖されるので注意する。

所感

今回の東京都知事選挙の所感としては，ツイッターで誰かが書いていたが，「男子校の生徒会選挙のノリ」という印象が強かった。

今回，立候補者が22名と多くの立候補がなされていたが，コスプレをしたり，立候補者と無関係な有名人を選挙ポスターに起用したりと，露骨な売名目的での立候補があった。

特に，ごとうてるきやNHKから国民を守る党党首の立花孝志が中心になって設立したホリエモン新党からの立候補者が最たるものだろう。その他にも，西本誠や山本太郎なども目についた。

理由

その中で今回幸福実現党の七海ひろこに投票した。投票した理由は「アファーマティブアクション」という側面が強い。アファーマティブアクションとは，格差是正行動のことである。

具体的には，選挙では以下の2点を投票先として重視している。

• 女性
• 若者

相変わらず日本というのは男社会であり，日本の人口比率としては男女に大きな偏りはないものの，会社社長などの重役には男が多い。そういう意味で，国政における女性の参加者増加というのは格差是正において重要な要素だと考えている。

その他，地方自治体の将来を担うのは若者であり，当事者意識を持つという点で若者の立候補者が重要だと考えている。

今回の立候補者の内，女性は現職の小池百合子と幸福実現党の七海ひろこの2名だけだった。しかも，小池百合子は67歳とそれなりの年齢だ。女性で若者という観点からは，七海ひろこ一択だった。

その他にも，政策面においても細かいことはわからないが，しっかりしているように感じた。

6/26 Fri撤退

ただ，七海ひろこは実は6/26 Friに東京都知事選挙から撤退している。

詳細は「東京都知事選撤退について（七海ひろこ・江夏正敏） – YouTube」の公式記者会見に発表されている。

マスメディアの偏向報道への抗議が主な理由らしい。今回22名の立候補がなされているが，マスメディアでは主要5名に限定して報道していることが多く，残り17名の報道が少なく，選挙活動における不公平が発生している。

七海ひろこの所属政党の幸福実現党は過去10年以上に渡って選挙活動を続けており，地方議員を輩出している立派な政党であるが，前回の都知事選でも同じような扱いだったらしい。

このまま継続しても同じことの繰り返しになるため，状況を変えるために今回は抗議活動として撤退することにしたそうだ。

公職選挙法はけっこう厳しい法律で，立候補者の選挙活動はなかなか厳しい。そうなると，マスメディアの報道が大きな影響力を持ち，ここで取り上げられるかどうかというのが選挙に大きな影響を持つ。そこでの公平性が確保されないというのは，たしかにおかしい。

気になって調べたところ，「【都知事選シリーズ】七海ひろこ候補×須田慎一郎対談 メディアに取り上げられない“特殊候補”の本音を激白！謎多き「幸福実現党」の実態とは！？目指すはノンストップ東京！ – YouTube」でインタビューがなされていた。

こちらをみても，しっかりした考えを持っており，須田のインタビューで質問があった通り，幸福実現党で立候補していなければ，何らかの選挙で当選してもおかしくないと思った。

今回，東京都知事選挙から撤退するとの発表があったが，以後の選挙活動を中止するだけで，立候補を取りやめたわけではない。他にめぼしい立候補者はおらず，今回のマスメディアへの抗議活動への支援の意味も込めて投票することにした。

結論

2020-07-05 Sunに東京都知事選挙で幸福実現党の七海ひろこに投票した理由を記した。

幸福実現党というのは泡沫候補の筆頭だったが，ここ10年以上の地道な活動の結果，地方行政においては当選者を擁立しており，少しずつ勢力を広げているようだ。

幸福実現党というのが幸福の科学という宗教団体がベースになっているのがやはりネックなのだろう。日本は宗教というものへの理解が薄く，他国に比べると受け入れられにくい。個人的には，政策がきっちりしていてきちんと仕事をこなせるなら，どんな宗教だろうが別に構わないと思う。

実際に政策の内容をみても悪くないものと感じた。今回もまた結局落選してしまうだろうが，くじけずにまた頑張ってほしいと思った。