LibreOffice Writerでの章番号の継続
LibreOffice Writerでの章番号の継続
Ubuntu 18.04のLibreOffcie Writer 6.0で,章ごとに番号をリセットさせずに,節番号を継続させる方法を記す。
社内の内規を作成しており,内規の第?条のように,章や節をまたがって連続した番号をつけたい場面に出くわした。何もしなければ,章や節の度にリセットされる。
例えば,以下のように章に [Heading 2],条に [Heading 3] のスタイルを適用している (タイトルに [Heading 1] を適用している)。ただし,章の階層は附則などがあるので,連番にはしていない。
ここで,第2章の後の条が第1条となってしまっている。条は文書全体で連続してほしいので,章の後にリセットされず,継続して第4条になってほしい。つまり,上位の章・節が登場しても,番号をリセットせずに継続してほしい。
調べたところ,「Can I make subheading numbers continue after a new major heading in LibreOffice? – Super User」に書かれている方法で解決した。
[Tools]>[Chapter Numbering…]>[Numbering] タブで上位の階層の [Paragraph style] を [None] に変更する。
これにより,章の番号付け規則から条の上位の [Heading 2] を章番号の番号付け規則から除外することで,[Heading 2] が登場しても番号がリセットされなくなった。
これにより,以下のように第2章の後に第4条と表示されて解決した。
今後,条文が絡むような文書作成時に同じ場面に遭遇する際の参考にしたい。
記事では章の下の節をリセットしない方法ですが
章番号が部が変わるとまた1章から始まります。
1部から2部へ変わっても章番号が継続してカウントされるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
今回投稿した内容はややその場しのぎの方法です。基本的にLibreOffice WriterのHeadingのスタイルの番号付は、上位階層がベースになっています。上位階層が変わったら、下位階層の番号はリセットが原則の動きです (多くの場合これで問題ない)。今回投稿した内容は、上位の番号付を削除して、連番にしたい階層が一番上にすることで対応しています。
この投稿時に作成した文書を確認すると、削除した上位の階層である、章に相当する部分の数字が手打ちになっていました。今見直すと、急いでいたとはいえ、あまりよくないやり方ですね。
本当に実現したいことである、部・章にも番号付のスタイルを適用しつつ、部・章をまたいだ連番の実現は、通し番号部分に箇条書きの番号リスト ([Format]-[Lists]-[Ordered List]) を使うしかない気がします。Heading以外のList系のスタイルを流用・新規作成してやるのがよいでしょう。
箇条書きの途中に部・章が割って入る形になります。文章の構造としては汚いのですが。これで対応できますでしょうか?