参加報告: 第3回 資産運用EXPO | 投資には元手が必要なことを痛感

概要

イベント情報
項目 内容
イベント名 第3回 資産運用EXPO
URL https://d.am-expo.jp/seminar2020/
ハッシュタグ
主催者 リードエグジビジョン ジャパン株式会社
開催地 東京ビッグサイト
開催日時 2020-01-23 Thu-2020-01-25 Sat 10:00-18:00
参加人数
SNS

経緯

2019年の夏に自宅の郵便受けに届いていた不動産投資セミナーの知らせを受けてセミナーを聴講した。その際の実施企業から今回の展示会の招待券が届いていた。

元々は参加するつもりはなかった。ただ,1月から仕事を辞めて自宅でこもって勉強していたので,気分転換になると思い,2020-01-25 Satに参加した。

特に,以前書評「書評☆4 株は技術だ! | 勝ち続けるための空売りリスクヘッジ」を付けた著者の相場 師朗氏がセミナーを行うとあり,ここにも興味を惹かれた。

感想

会場は1Fと4Fに分かれており,4Fは太陽光発電がメインで,1Fは不動産投資がメインのようだった。

前半で4Fの太陽光発電周りの話をきいて,後半に1Fの不動産投資の話をきいて回った。

富裕層が実践する資産保全& スピード資産構築術を公開!

まず11:00から開催されるE-43「富裕層が実践する資産保全& スピード資産構築術を公開!」の話を聞いた。

こちらのセミナーは,フィリピンでの海外不動産投資を行っている企業が担当しており,フィリピンの税制優遇措置をうまく活用した節税策という内容だった。

税制優遇措置のうまく活用ということで,いかにも富裕層向けの内容で,自分には無縁だと思い,午後からの見学プランを練った。

昼食

お昼は会場と同じフロアにあった「ゲンの中華」そばで食べた。こちらは後日食評を公開したい。

まだ間に合う!最新エネルギー事情とデータで見る太陽光発電投資

昼食後は12:50からのE-50「まだ間に合う!最新エネルギー事情とデータで見る太陽光発電投資」の話を聞いた。こちらのセミナーは太陽光発電 投資の話で,今回の展示会でやや注目していた分野の話だった。

ただ,セミナーの内容がいまいちだった。FITという国の売電買い取り制度で20年間の買い取りが保証されるものの,制度1年目の40円/kWhが毎年2-3円ずつくらい値下がりしており,制度15年目の今は14円/kWhとなっている。

投資の試算が,元手2000万円で,20年間で運営費1000万円,売上4000万円で利益が1000万円とのことだった。以下の計算式で年利がだいたい7 %程度で,そこまで儲からないように感じてしまった。

売上4000万円÷総費用3000万円÷20年=0.06…

毎年買取価格が3年ずつくらい下がっているが,設備費用も年々下がっているのでトントンだとか。

セミナーで話を聞いて感じたのが,太陽光発電はやはり難しいというところだ。大きく以下の2点の理由がある。

  1. 初期費用
  2. 買い取り価格の下落

まず,設備投資で最初に2000万円くらいかかる。ソーラー信販というローンを組んでだいたい用意するらしい。ただし,これもローンなので当然審査がある。2-3年前に住宅ローンを組んで自宅を購入していて借金がある都合,ローンの審査で落選するのでお金を用意できない。

また,電気の買取価格が毎年下がっているというのも不安要素だ。ただ,どこかで買取価格の下限が来るはずだ。下限が来るまで待ち,下限のタイミングで始めるのが一番変動のリスクが低く,設備投資費用を抑えられてよいのではないかと感じた。

利回り7 %程度であれば,まだ不動産投資のほうが普及している分,手堅く感じた。

このセミナーの後は,フロアをふらついて気になるブースで話を聞いていた。太陽光発電のブースが多く,何個か話を聞いた。売電価格が低いので,太陽光発電の自家消費方法を工夫しているブースが多かった。売電する場合,買取価格下落の問題があるが,自分で消費できるならこの問題は解決できる。

この自家消費の方法で,太陽光発電と仮想通貨のマイニングをセットで扱っているブースがあり,少々面白かった。ただし,こちらは太陽光発電の2000万円に加えて,マイニング用のマシンの投資も必要となるため,表面利回りは20 %程度を実現できるものの,初期投資も4000万円と大金になる。

自家消費できると,税制の優遇があるらしく,中小企業の節税策という位置づけが大きいとのことだった。

コインランドリー投資

他のブースではコインランドリー投資のブースをきいてみた。ニュースサイトか何かでコインランドリー投資が意外と儲かるという話を見かけて不思議に思っていた記憶が蘇ったからだ。

話をきくと,1回1300円くらいで,1時間くらいで洗濯と乾燥ができ,単身赴任者や布団など,一定の需要があるとのことだった。ただ,こちらも2000万円くらいの初期投資が必要で,しかもローンを組むのは難しいので,現金での用意が必要とのことで,太陽光発電と同じく,中小企業や不動産投資などメインの事業の副業としてやるのが主流だとか。

コインランドリー投資の他には,整体のフランチャイズビジネスのブースもあった。フロアの中ではかなり異色な感じだったのだが,話を聞くと実態はコインランドリー投資と同じらしい。

オーナーに3000万円ほどの初期投資をつのり,後はこちらの運営企業が人や建物などの手配を行うとのことで,オーナーは特に何もしなくていいとか。こちらの初期費用は,法人化して日本政策金融公庫などから融資を募るのだとか。

どちらにしても,初期費用が2000万円はかかるので,住宅ローンがある都合,自分でやるのは無理に感じた。

不動産投資

4Fでの話を一通りきいたので,1Fの不動産投資周りの話をきいていった。ローンを組むのが無理な都合,現金で購入可能な500-600万円以下程度の物件を扱っていそうなブースを念頭においていた。

ブースを眺めていると,都内600万円以下の物件があるという展示しているブースがあった。興味があったので,こちらから声をかけて話をきいてみた。

神奈川県の工場地帯など,エリアをピンポイントで探せば,320万円で家賃4万円で表面利回り48÷320=15 %程度の物件もあるとのことだった。

2019年の夏に物件を探していたときは,都内1ルームの1500万円で家賃8万円くらいの駅近の物件を考えていた。郊外に目を向ければ,現金で買えそうな値段の物件もあるということが新鮮だった。もちろん,その分リスクは大きい。正直,どちらも20 m²未満の広さの物件で,1ルームマンションよりも狭い。こんな狭い家に誰が住むのかと少々疑問だったのだが,工場の期間工や貧困層で安ければいいという人に需要があるそうだ。

こちらのブースでは他にも北海道の240万円くらいの物件なども紹介しており,興味を持ったので,後日話を聞くことにした。

こちらのブースの他にも2件ほど不動産投資のブースを回ったのだが,どちらもメインの価格帯が1000万円とか2000万円とか少々自分には高かった。金額が高いほうがマージンが取れて,利益を上げやすいのはわかるのだが,なかなか個人では難しく感じた。

だいたい15:30くらいで一通り話をきいた,疲れたので結局相場 師朗氏のセミナーはキャンセル待ちだったのもあり,パスした。

結論

1週間ぶりに朝から外出して気分転換になった。

展示会への参加を通して感じたのは,投資には元手が必要ということだ。お金さえあれば,それをうまく増やす方法を確立している企業はあり,出資者を探しまわているのだろう。

しかしながら,これ以上ローンを組めない自分にとっては,元手が最もハードルが高い。ただ,少ない元手でもやりようによっては不動産投資もできそうだ。

次の行動を検討したい。

参加報告: 第3回 資産運用EXPO | 投資には元手が必要なことを痛感” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です