Mastodon v2.7.0で独自用語の「インスタンス」が一般用語の「サーバー」に置き換わる模様
分散SNSのMastodonの独自用語に「インスタンス」がある。ここでいう「インスタンス」は「Masotodonのサーバー」のことを指している。
このMastodon独自用語の「インスタンス」の問題点を2018-07-09に「Mastodon独自用語の「インスタンス」が気持ち悪い件」の記事で指摘した。
このMastodonにおける「インスタンス」の用語について動きがあった。
Mastodonの開発者であるEugenによる投稿だ。開発初期に使い始めた「インスタンス」という用語がまずかったと感じていたようだ。やはり,「インスタンス」はプログラミング言語で使われている用語であり,他の文脈から判断しないとMastodonのサーバーであるということが判断できない。そのため,「インスタンス」の用語を「サーバー」に置き換えることを提案している。
また,すでにMastodonの次期バージョン (v2.7.0) では用語の置き換えがなされているようだ。
次期バージョンのリリース候補であるv2.7.0rc1がすでにリリースされており,こちらで確認できる。
Mastodon独自用語の「インスタンス」はMastodonの存在を知った当初から紛らわしかった。今回是正されるようでこれはとても良いことだ。
Mastodonにはこの他にも「トゥート (toot)」や「ブースト (boost)」といった独自用語がある。これらはそれぞれより一般的な「投稿」と「再投稿」という用語を単に言い換えただけに過ぎない。独自用語は利用者の新規参入の大きな障壁となる。特に意味がなければ,一般的な用語を使うべきだ。
今後はこれらの独自用語もより一般的な用語になることを望む。
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