ThunderbirdがGoogle Calendarにつながらない問題の対処
メールクライアントにThunderbird (52.9.1 (64-bit))をUbuntu 16.04で使っている。Lightningを使ってThunderbird内でスケジュール管理もしている。カレンダーにはスマートフォンと同期が取れるようにGoogle Calendarを使っている。ThunderbirdでGoogle Calendarと連携するには,「Provider for Google Calendar」という拡張機能を一緒に使う必要がある。
久しぶりにLightning内のカレンダーを追加しようとしたところ,Google Calendarに接続できなくて困ってしまった。具体的には,2018-08-12の時点でGoogle CalendarをLightningに追加できなくなった。
これができないと,リマインダーのデスクトップ通知ができなくなったり,いちいちWebの画面から確認しないといけないので手間になる。解決策を探っていたところ,「LightningでGoogleカレンダーが表示されない場合の対処法」のページが参考になった。
どうやらProvider for Google Calendarの調子が悪いとこのような問題が起こるようだ。そこで,Provider for Google Calendarのバージョンを下げてみる。Provider for Google Calendarの過去の拡張機能は「バージョン履歴」のページで確認できる。
2018-08-17時点での最新バージョンは4.4.1だ。2018-08-03に4.4.1がリリースされており,自動更新で4.4.1にアップデートしたのが原因のようだった。
そこで,一つ前のバージョンである「Provider for Google Calendar 3.3」をダウンロードしてインストールしたところ解決した。ただし,3.3はThunderbird 52系までしか対応していないので,いずれ4.4をダウンロードする必要があるだろう。それまでは3.3でいこう。
なお,また自動更新で同じ問題が発生すると嫌なので,以下の画面で自動更新を無効にした。
[Tools]>[Add-ons]>[Provider for Google Calendar]>[More]>[Automatic Updates]>[◎Off]
これでThunderbirdでGoogle Calendarを管理できる。次回Thunderbirdの更新時に一緒に更新するのを忘れないようにしよう。