分散SNSでフォロー数を0から400以上に増やす方法

分散型SNSとしてGNU Socialを使っている。2018-05半ばから本格的に使い始めた。

当初は,フォロー数が1-2桁だったため,ホーム画面に流れてくる投稿数も少なく,あまり面白くなかった。そこで,6月末頃に方針を換えて片っ端からフォローすることにした。7月半ばでフォロー数が100を超え,8月末で400を超えた。

フォロー数を増やすにあたって工夫したことがあるので記録しておく。

フォロー方針

フォローするにあたって,まず自分がどういうアカウントをフォローするのかを整理しておく。

フォロー対象・対象外の基準
項目 フォロー対象フォロー対象外
投稿内容 技術的,政治哲学的,日常的,実益下品,野蛮,中身のない
投稿頻度 30投稿/日以内 30投稿/日超過

簡単にまとめると,「面白くて有益な内容を適度に投稿するアカウント」をフォローする。もっとも,フォロー前に判断できないことが多いので,以下の手順をとる。

フォロー手順
  1. プロフィール画面に流れている直近の20-30投稿を眺めて判断。
  2. NGでなければ,とりあえずフォロー。
  3. その後,自分のホーム画面に流れてくる投稿内容を眺めて判断。

要するに,「気になったらとりあえずフォローして,投稿内容が合わなければフォロー解除する」だけだ。

フォロー数増加のための工夫

フォロー数を増やすために,以下の3点に注意した。

フォロー数増加の工夫
  1. 流れてくる投稿で知らないアカウントがでてきたら確認
  2. 新しいサーバーは管理者を確認
  3. フォローしている・されているアカウントリストを確認

1点目。既にフォローしているアカウントの投稿内容をみていると,誰かと会話していたり,再投稿などでそれまで知らなかったアカウントを見かけることがある。このときに,そのアカウントをチェックする。「類は友を呼ぶ」ということわざがある通り,気の合うものや似通った者同士は自然に集まって仲間を作る。そのため,既にフォローしているアカウントの知り合いは自分にも合う可能性が高いのでチェックしてみる。

2点目。知らないアカウントがでてきたら,一緒に登録されているサーバー (ドメイン・URL) もチェックする。もし見知らぬサーバーの場合,そのサーバーの管理者も確認する。サーバーの管理者であれば,サーバーの設置・運営に必要な知識があるので技術的な投稿を期待できる。

Mastodonであれば,サーバーのトップページ (例: https://mstdn.jp) かabout/more (例: https://mstdn.jp/about/more) に管理者のアカウントが明記されていることが多い。また,web/accounts/1 (例: https://mstdn.jp/web/accounts/1が管理アカウントの可能性が高い。GNU Socialであれば,/user/1 (例: https://social.senooken.jp/user/1),Pleromaであれば,/users/1 (例: https://3.distsn.org/users/1) が管理アカウントの可能性が高い。

3点目。お気に入りのアカウントがフォローしているアカウントやフォローされているアカウントを確認する。これは,特にフォロー・被フォロー数が少ないアカウントや,お一人様サーバーで効果的だ。自分が見知らぬアカウントはさらに見知らぬアカウントと交流をとっていることが多い。そして,フォロー・被フォロー数が少ないと1アカウントあたりの重みが高くなるので,面白いアカウントの可能性が高い。

また,この他に手間はかかるが以下の2個の方法もある。

その他のフォロー数増加のための工夫
  1. 登録ユーザー一覧からユーザーを確認 (GNU Social限定)
  2. Fediverse networkからサーバーを確認
  3. LARGEーSCALE STRUCTURE of MASTODONS」を確認

1点目。GNU Socialには/directory/users (例: https://social.senooken.jp/directory/users) にアクセスすれば,そのサーバーに登録されている全ユーザーリストを確認できる。手間はかかるが,この方法でfreezepeachなどでアカウントを探すという方法がある。もっとも,GNU Socialはアクティブなユーザーが少ないので,あまり効率は良くない。

2点目。Fediverse networkというサイトにネットワーク上の全サーバーのリストが掲載されている。一部ユーザー数なども表示されているので,ここからアクティブなユーザーやサーバーを探すことができる。ただし,全世界のサーバーが表示されるので,日本語ユーザーなどを探すのは手間がかかる。

3点目。Mastodonアドベントカレンダーの記事「LARGEーSCALE STRUCTURE of MASTODONS」でMastodonのいろんなサーバーが紹介されている。ここで紹介されているサーバーの管理者を片っ端からフォローするのもありだ。

また,この他にサーバー管理者だけを集めたリストを用意している。こちらを眺めてフォローするのもいいだろう。

まとめ

分散SNSでフォロー数を増やす工夫を解説した。フォロー数が増えれば増えるほど,今まで見えていなかったところにいるアカウントやサーバーを見えてきて,さらにフォロー数が広がった。こんなところにこんなアカウントがあったのかという発見があり,宝探しみたいでなかなかおもしろい。

また,副次的効果としてフォロワー数も増えていった。だいたい3フォローにつき1フォロワーの割合だ。ただし,途中でフォロー解除もしているので,10フォローで1フォロワー増加という実感だ。

フォロー数が増えると,ホーム画面に流れる投稿数も増えて,賑やかになる。その反面,流速が速くなりめまぐるしくなることもある。そういう場合は,フォローを解除したりリストに分散させることで緩和できる。

分散SNSを楽しんでいこう。

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