書評:ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

読んだ本で気に入ったところをメモ。##は自分の感想。
TeXで記録をつけるより、JabRefとBlogger+Evernoteで記録した方が管理しやすそうだ。

p.41: 口にしたがために騒ぎに巻き込まれるようなことの多くは、真実である可能性はそれなりにあるだろうと思われる。2+2は5だとか、いって災難に巻き込まれることはない。人がそれを聞いて怒り出すような主張とは、その主張が信じられると困るものだ。

## 確かに一理ある。本当にどうでもいいなら誰も相手になんかしないはずだ。ということは真実に迫っているということだろうか。真実を見極められるようにしたい。


p.44: ある文化では何でもないことが、別の文化ではとんでもないこととされる。私の仮説は、衝撃を受ける側こそが間違いを犯してるんじゃないかってことだ。
  タブー以上のタブーというのは、おそらくほとんど普遍的にタブーとされていることだけだと思う。例えば殺人だ。昔からさまざまな土地で無害とされてきた考えが今ここでタブーとされているなら、何か間違いを犯しているのは自分たちではないかと疑ってかかったほうがよさそうだ。

## 世の中間違っていると思われることがまかり通っていることがある。それが、間違っているかどうかの1つの判断基準になりそうだ。


p.49:  多くの物理学者は、必要とあらば、フランス文学の博士課程を終えることだってできるだろうが、フランス文学の教授で物理学の博士課程を終えられる人はほとんどいないだろう*11。
*11) これはこのエッセイで述べていた、口にできないことの明白な例のひとつだ。

## 確かにそうだ。


p.50: 口にできないことを発見したら、どうしたらいいだろう。私なら、それを口にしない様にと忠告する。少なくとも、不毛な争いは避けて通るべきだ。
[中略]愚か者と議論するの者は愚か者になるのだ。

## わからない人には何を言っても無駄ということかな。


p.53: 心の広さを重視する、なんてせりふには何の保証もない。だいたい、心が狭いことを自認する人なんているのだろうか。[中略] 誰に聞いたって同じように答えるだろう。心は広い、けれども本当に悪いこととの間には線を引いているがね、とね。私は何でも許せるよ、ただし許せないこと以外はね、というわけだ。

## 確かにいえてる(笑)。就活でも使えそう。コミュニケーション能力があるのでどんな人ともうまくやれます(ただし、コミュ力のない人以外とね)とか、部活で困難に乗り越えたので、御社でも大丈夫です(ただし、本当に難しいこと以外はね)。

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ポール グレアム
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オーム社, 2005:1
keywords:finish;owner:SENOO Ken   price:¥ 2,520   total pages:280  ISBN:9784274065972   Webcat Plus(jp,en)  Lead2Amazon(co.jp,com,ca,co.uk,de,fr)reg:2013.06.23   up:2013.07.08URL:http://amazon.co.jp/o/ASIN/4274065979/

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