インストール後に必要な環境変数の設定

プログラムを自分でソースコードから通常と違う場所にインストールした後すべきことがある。環境変数の設定だ。具体的には./configureのオプション-prefix=でインストール先を指定したとき、基本的に次の2つの環境変数を設定する。 prefixで指定しない場合は、普通は次の環境変数の設定されている場所(/usr/local/以下の該当箇所binかlib)にインストールされているので意識する必要がない。 PATHとLD_LIBRARY_PATH PATHはコマンドでどこからでもそのプログラムが起動できるようにそのプログラムのあるディレクトリを指定するものだ。 LD_LIBRARY_PATHはコンパイルするときに使用するライブラリの位置を検索できるようにするために設定する。 通常インストールすると bin, lib, include, share というディレクトリができる。binには実行ファイルつまり実際に使用するプログラムがある。libにライブラリがある。なので、これらを次のように指定する。 PATH=hoge/bin LD_LIBRARY_PATH=hoge/lib ちなみに、ディレクトリで使われる短い単語はおそらく次のような対応だろう。最初はsrcとかbinが何を表すのか意味不明だった。 bin: binary, lib: library, src: source, man: manual, usr: user, tmp: temporary, doc: document WPSの実行時にLD_LIBRARY_PATHにlibpngを設定していなくてエラーが出てようやく気付いた。 どこかにこういった情報が網羅されたマニュアル本ないかね。体系だった情報がみあたらないし、検索方法もわからないや。 Takashi Unuma HPにおおざっぱにしか書いていなくてすみません・・・。私の場合、成功した例を掲載することが多く、その中でミスしたことなどを事細かに書いていません。いつか誰かに同じ事を言われたことがあります。 そういうときは、コンパイルに成功したことのある身近な人に直接聞いてみるのが良いのではないでしょうか。 しかしながら、自分で努力して自分のミス等を見つける作業は、自分自身の能力を高めるだけでなく、経験という名の財産として残ると考えています。そういった意味で自力をつけるにはもってこいだと私は思っています。 それらの経験から、「自分だったらこうやる」、といった最速設定の方法を自分なりにアレンジ出来たりするので、時間のある今だからこそ出来る良い機会なのでは無いでしょうか。とはいえ、楽はしたいものですね(笑) 2013/01/25 Ken Senoo 謝るだなんてとんでもないです!たまたま僕の場合はアクセス権限の問題があったのでインストール先を自分のホームディレクトリ以下にしていたためこういう問題に遭遇しただけですから…。気になさらないでください。もともとWRFのマニュアルしかなかったのですからうぬまさんのサイトは成功例があるというだけで心強かったですよ~(笑)。 時間はかかりましたがおかげわかったのでよかったです。G+で記録も付けましたし、自分のインストールメモにも記録しましたから次からは大丈夫です。まだまだインストールするものはありますけど、確実に最初よりはやり方が分かってきていますよ!この辺の作業についてはまた一度お会いしてお話したいですね。例えば、JASPERBIN環境変数の設定の情報はどこにあったのかとか(笑)。 2013/01/26

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