フォントのインストール

LyXをインストールした時点ではいくつかのフォントが使えないのでそれらを使えるようにCTANからフォントをインストールする。http://www.ctan.org/tex-archive/fonts/ 1. Roman (a) AE (Almost European)- CMRフォントをT1エンコードするために仮想フォント • 解凍したらvfフォルダの.vfファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\vf\public\aeフォルダを作りそこにコピーする。 • 同様にtfmフォルダの.tfmファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\tfm\public\aeフォルダを作りそこにコピーする。 • texフォルダのファイルをC:\w32tex\share\texmf\tex\latex\aeフォルダを作りそこにコピーする。 • コマンドプロンプトからmktexlsrコマンドを実行 • LyXでTool > Reconfigureを実行しLyXを再起動 出力したファイルのフォントをみるとCMR10 (Embedded Subset)となっていたがおそらくこれでいいのだろう。 (b) Bera Serif (Bera fonts) • 解凍して*.pfbファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\type1\beraフォルダを作りコピーする。 • *.afmファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\afm\public\beraを作りコピーする。 • bera.zipをC:\w32tex\share\texmfで解凍する。こうすることでファイルが適切なディレクトリにコピーされる。普通の解凍ソフトだとberaというフォルダに展開されるのでコマンドからやる。 $ cd /cygdrive/c/w32tex/share/texmf/ $ unzip bera.zip • mktexlsrでファイル名データベースを更新 • LyXでTool > Reconfigureを実行しLyXを再起動 • C:\w32tex\share\texmf\dvipdfmx\config\dvipdfmx.cfgにf bera.mapを追記 これにより、Bera SerifとBera MonoとBera Sansが有効になる (c) Concrete Roman • フォント自体は最初からあったのでパッケージをDLする。http://www.ctan.org/tex-archive/macros/latex/contribからccfontsをDL • コマンドプロンプトでccfonts.insからccfonts.styを作成 % platex ccfonts.ins % mktexlsr • LyXでTool > Reconfigure をして再起動 これでConcrete Romanが有効になったはず。しかし、出力させようとする次のようなエラーがたくさん出た。対処法が分からないので放置。 ! Font T1/ccr/m/n/10=eorm10 at 10.0pt not loadable: Metric (TFM) file not found 2. Sans Serif (a) Bera Sans (Bera fonts) Bera Serifのインストール時に一緒にされる。 (b) CM Bright (Computer Modern Brights fonts) • 解凍してcmbightフォルダをC:\w32tex\share\texmfにコピー • コマンドからC:\w32tex\share\texmfに移動しcmbightの中身をコピーする $ cd /c/cygdrive/w32tex/share/texmf/ $ cp cmbright/* -R . $ rm {README,cmbright.pdf} • mktexlsrでデータベースを更新 • LyXでTool > Reconfigureを実行しLyXを再起動 出力されたpdfをみると Unnamed #12 (Embedded)となっていて名前が表示されていない。おそらくmapファイルを指定しないといけないと思うがわからないので放置。これにより、CM BrightとCM Typewriter Lightがとりあえず有効になる。 3. Typewriter (a) Bera Mono (Bera fonts) • Bera Sansのインストールと一緒になされる。 (b) LuxiMono • *.pfbファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\type1\public\luxiフォルダを作りコピーする。 • *.afmファイルをC:\w32tex\share\texmf\fonts\afm\public\luxiフォルダを作りコピーする。 • ul9.zipをC:\w32tex\share\texmfで解凍する。こうすることでファイルが適切なディレクトリにコピーされる。普通の解凍ソフトだとberaというフォルダに展開されるのでコマンドからやる。 $ cd /cygdrive/c/w32tex/share/texmf/ $ unzip ul9.zip • mktexlsrでファイル名データベースを更新 • LyXでTool > Reconfigureを実行しLyXを再起動 こちらはdvipdfmx.cfgにmapファイルを追記する必要はなさそう。これにより、LuxiMonoが有効になる。 (c) CM Typewriter Light • CM Brightをインストールするときに一緒にされる? TypewriterはBera Monoがおすすめ。太字に対応していて、数字の0の中に点が付くからアルファベットのOと見分けやすい。RomanとSanserifはどれがいいかよくわからない。但し、標準のComputer Modernは@のデザインが悪いのでお勧めしない。とりあえず、Bera fontで統一してみて様子を見てみる。

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