書評☆3 ザ・ゴール | 小説仕立てでTOCを説明した異質な全米大ベストセラーのビジネス書

概要

  • 書名: ザ・ゴール
  • 副題: 企業の究極の目的とは何か
  • 著者: エリヤフ・ゴールドラット
  • 出版日: 2001-05-17
  • 読了日: 2019-08-19 Mon
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/10/21/

評価

いろんなところで引用されており,興味を持って読んだ。

TOC (Theory of Constraint: 制約条件の理論) を著者の経験から説明したものとなっている。

この本の特徴としては,一般的なビジネス書と異なり,中身が小説仕立てになっているところだ。解説などは一切なく,物語の中で著者の主張するTOCが説かれている。

このようなタイプの本は初めて読んだため,かなり衝撃的だった。

売上不振で閉鎖直前の工場長 (著者のクライアント) のアレックスが,著者に見立てた物理学者のジョナとの数回のやり取りを通じて,試行錯誤を繰り返しながら,工場の立て直すというサクセスストーリーとなっている。

工場の目標を立て,ボトルネックを突き止め,従来のコスト管理の方法の見直し,代わりゆくボトルネックへの対応など,扱うものは工場だが現実世界の別の事象にも適用可能な理論が展開されていた。

物語自体は,アレックスが工場長から所長に昇格して,部門全体の問題をどう解決するかというところで,中途半端なところで終了してしまっている。

続編があるとのことで,気になるので続編も読みたいと思った。

ただ,書籍自体は小説仕立てになっているため,エッセンスがわかりにくかった。おそらく他にTOCを取り扱った本があるので,エッセンスはそちらにあたる必要があるだろう。

小説はあまり読まないのだが,けっこう面白くて読みふけってしまった。

結論

全米で大ベストセラーとなっただけのことはある本だった。

小説仕立てのビジネス書ということで,かなり異質な本書であったが,物語自体はサクセスストーリーで主人公の試行錯誤の仮定が細かく描写されており,思考経路が読めて面白かった。

TOCの理論のとっかかりにはいいが,学ぶには内容が散らばっていて読みにくいので,他書をあたる必要がある。

単純に続きが気になったので,続編も読みたいと思った。

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