書評☆4 「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意 | 派生開発の極意は記録にあり!

概要

XDDPやUSDM,PFDなど,一部で採用されている開発手法が解説されている本だ。

ソフトウェアやシステム開発においては,新規開発と既存の資産をベースに機能修正・改良を行う派生開発の2種類が存在する。

開発手法では新規開発に焦点をあてたものが多く,派生開発を念頭に置いたものがなかった。そこで,著者が派生開発のための開発手法として,XDDP (eXtreme Dervied Development Process) を編み出した。

XDDPは以下の成果物から構成される。

  • 変更要求仕様書
  • トレーサビリティ・マトリックス
  • PFD

修正箇所に関する情報を,仕様書としてきっちりと文書に残すことで,修正の漏れや修正箇所・方法の誤りが分かるようにしている。

また,開発の工数,変更行数などをきっちりと計測することで,生産性を計測している。

冒頭で,既存の派生開発でよく生じる様々な問題が説明されており,共感した。そして,記録を残すというやり方はいいなと感じた。

ドキュメント作成の方法がまた独特なので,クセがあるが,一度試す価値はあるかなと感じた。

ただ,書籍が冗長な記述が多いので,もう少し要点を絞ってコンパクトにできないかなと思った。文量が多いので,けっこう読むのはたいへんだった。

結論

2018-12にある現場の面談で,USDMという文書形式で開発文書を残すという話を聞いて,USDMという単語が気になって調べ,この本に辿り着いた。

開発資料をきっちり文書に残してトレーサビリティを確保するという考え方はいいなと感じた。

実際にこの方法を取り込むには,それなりにやり方を整理して,学ぶ必要があり時間がかかるだろう。

普段の開発でも,自分の生産性を考えることはあまりなかった。開発修了時に,変更前後のコード差分と,かけた時間で自分の生産性 (1日あたりの変更行数) を計測して,今後に役立てたいと感じた。

パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/08/26/

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