書評☆2 SEのための29歳からのキャリア向上計画 | ひたすらコミュニケーション

概要

大学を卒業して社会人として7年程度の経験を積んだ中堅SEを念頭に置いて,30歳からのキャリア向上方法について書かれている。

端的にいうと,コミュニケーション能力についてひたすら書かれている。ここでいうコミュニケーションとは,プレゼンテーションや,ネゴシエーション,リーダーシップも含んでいる。

技術的な面は一切なく,ひたすらコミュニケーションについて書かれている。日本のよくあるSIerは,昇給に当たって技術的な面よりもマネジメント面を偏重する傾向があるので,2010年の当時ではこれがよかったのだろう。

ただ,コミュニケーションというのはいかに自分の意見を押し付けるのかというところに帰着するように感じる。自分と似た同質の組織であればそれが簡単で,自分とレベルの異なる相手ではそれが難しいだけではないかと感じてしまう。

自分よりあほな上司を説得する方法などが書かれていればまだ参考になったのだが,それもなかったので,結局よくあるコミュニケーションをかたった残念な自己啓発本の域を出なかった。

冒頭でITSSが引用されていたので,期待していたのだが,期待はずれに終わってしまった。本文内で引用されている本を読んだほうが早いだろう。

結論

自分が30歳になり,この本で書かれている年齢と同じ程度になった。そのため,何かしら参考になるかと期待していた。

しかし,期待はずれだった。内容自体はちゃんと書かれているし,文献の引用もある。しかし,こんな小手先のコミュニケーション術では,自分と同レベルの人間とはうまくやれるかもしれないが,はるかに上,または下の人間とのコミュニケーションには役立たないだろう。

どちらかというと,あほな上司・客・人間とコミュニケーションをうまくやる方法があればよかった。

パーマリンク: https://senookne.jp/blog/2019/08/20/

SEのための29歳からのキャリア向上計画

山崎有生 技術評論社 2010年08月
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