書評☆3 ITビジネスの契約実務 | 実務従事者向け契約条項ごとの解説

概要

ITビジネスでよく締結される以下の契約について,条項ごとのポイントを解説している。

  • ソフトウェア開発委託契約
  • ソフトウェアライセンス契約
  • システム保守委託契約
  • クラウドサービス利用規約
  • 販売店契約・代理店契約
  • データ提供契約

また巻末にはこれらの契約例全文が掲載されており,実際の契約書の作成の参考になると感じた。

SES契約について興味があって読んだのだが,SES契約については数ページ記載があるだけで物足りなかった。

どちらかというと,IT企業の法務部向けの内容だと感じた。

参考

p. 37: SES契約の注意点

偽装請負との評価を回避するためには,契約の条項のみならず,実態においても,注文者と労働者との間に指揮命令関係を生じさせないことが重要である。具体的な判断基準は,旧労働省告示 (労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準 (昭和61年労働省告示37号) および厚生労働省のガイドライン (労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド) おいて,整理されている。

SESでよく問題になる偽装請負の判断基準の資料が書かれており参考になった。

結論

ITビジネスに関するよくある契約形態の契約条項についてポイント解説されていた。IT企業の法務部門に勤務していれば,実際の契約書作成などで参考になると感じた。

ただし,一般社員が読んでも余り意味はなく,SES契約に関しても解説も少なかったので,ややいまいちだった。

パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/06/04/

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