#mtgjp デッキ解説: 装備リベリオンv2.0.0

前回の大会で復帰後初の3-0を達成した。いいタイミングなので,使用デッキの装備リベリオンを解説する。

デッキ

デッキ名: 装備リベリオン
バージョン: 2.0.0
URL: https://deck.hareruyamtg.com/ja/deck/224461/show/

60 メインデッキ
24 土地
6 《平地/Plains》
4 《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
4 《不毛の大地/Wasteland》
4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4 《埋没した廃墟/Buried Ruin》
1 《カラカス/Karakas》
1 《古えの居住地/Ancient Den》

18 クリーチャー
1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1 《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
2 《果敢な隼/Defiant Falcon》
2 《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
2 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》
1 《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
1 《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
1 《熱風の操縦者/Thermal Navigator》
1 《鏡の精体/Mirror Entity》
2 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》

18 その他
1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
2 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
2 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1 《精神石/Mind Stone》
4 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《静寂の捕縛/Bound in Silence》
1 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
1 《謙虚/Humility》
1 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
1 《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
1 《殴打頭蓋/Batterskull》

15 サイドボード
1 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
1 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
1 《真髄の針/Pithing Needle》
1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
2 《呪われた巻物/Cursed Scroll》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《無のロッド/Null Rod》
1 《弱者の石/Meekstone》
1 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》

コンセプト

このデッキは2018-10-12に初めて使った。そこから改良を加えつつ現在の形となっている。

デッキ名通り,このデッキは以下の2通りの方針を持ったデッキだ。

  1. 装備品
  2. リベリオン

1点目の装備品は,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から《殴打頭蓋/Batterskull》を始めとするデッキ内の4種類の装備品によるビートダウンで勝利を狙うものだ。レガシー環境では白のビートダウンデッキを使う場合,ほぼ必須とみられる《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》とそのセットを使ったもので,ありふれたものだ。

2点目のリベリオンは,かつてのメルカディアン・マスクスブロック時代のスタンダードで猛威を奮った名デッキであるリベリオンの動きを採用したものだ。デッキ内からレベル・クリーチャーを直接戦場に出すことができるリクルーターを軸にしたデッキだ。

このデッキでのリクルーターは以下のカードが該当する。

  • 《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
  • 《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
  • 《果敢な隼/Defiant Falcon》
  • 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》
  • 《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》

リベリオンの基本的な動きは以下となる。

  1. 2マナのリクルーターをキャスト
  2. 2マナのリクルーターの能力を起動し,《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》を召喚
  3. リクルーターから《鏡の精体/Mirror Entity》を召喚
  4. 《鏡の精体/Mirror Entity》の能力で,こちらのクリーチャー3-4体を4/4-5/5に強化してフルアタック

理想的な動きは以下の5ターンキルだ。

  1. 2ターン目に2マナリクルーターを召喚
  2. 3ターン目に《古えの墳墓/Ancient Tomb》経由でリクルーターの能力を起動し《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》を召喚
  3. 4ターン目にリクルーターから《鏡の精体/Mirror Entity》と《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》を召喚
  4. 5ターン目に《鏡の精体/Mirror Entity》で強化した5/5クリーチャー4体で20点を削りきる。

現在のレガシー環境では,グリクシス・コントロールが猛威を奮っており,《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》や《削剥/Abrade》といったアーティファクト破壊が多い。そのため,装備品だけに依存すると苦しい戦いとなる。そこで,装備品以外の勝ち手段としてリベリオンを採用した。

リベリオンはリクルーターが1体でも戦場に残れば手札を消費せずにクリーチャーを展開できる。奇跡を始めたした全体除去を持つ相手にも手札に後続を温存でき,消耗戦にも強い。

装備品

装備品プランは以下の8枚のカードで構成される。

  • 4 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
  • 1 《殴打頭蓋/Batterskull》
  • 1 《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
  • 1 《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
  • 1 《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》でサーチする装備品は基本的に《殴打頭蓋/Batterskull》だ。Death & Taxesのようなウィニー寄りのデッキの場合は《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》をサーチする。その他は,プロテクションの色に応じて《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》か《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》をサーチする。

リクルーターと《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が両方手札にある場合は,先に《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を唱える。

理由は以下2点だ。

  1. 《殴打頭蓋/Batterskull》をサーチして展開するほうが,展開が早く,相手のプレインズウォーカーの召喚にも間に合う。
  2. 除去や打ち消しを相手に使わせて,本命のリクルーターを通せる。

単純に《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を連打するだけでも勝てるゲームが存在する。このセットはおそらく今後も変わらないだろう。

リベリオン

リベリオンプランは以下の14枚のカードで構成される。

  • 1 《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》
  • 2 《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》
  • 2 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》
  • 2 《果敢な隼/Defiant Falcon》
  • 1 《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》
  • 1 《熱風の滑空者/Thermal Glider》
  • 1 《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
  • 1 《鏡の精体/Mirror Entity》
  • 1 《静寂の捕縛/Bound in Silence》

前半の5種8枚がリクルーターだ。この中で一番重要なのは《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》を始めとする2マナのリクルーターだ。2マナのリクルーターを展開できれば,デッキ内の全レベルカードにアクセスできるからだ。そのため,6枚と多く取っている。

中でも《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》は2マナリクルーターでは唯一タフネスが2となっており,重要なカードだ。《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》,《夜の戦慄/Dread of Night》,《暗黒破/Darkblast》,《二股の稲妻/Forked Bolt》,《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》,《歩行バリスタ/Walking Ballista》などタフネス2であることが重要な場面がある。

1マナの《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》は,《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》でサーチするように入れている。5マナあれば,2マナのリクルーターと《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》で2体のレベルカードのサーチが可能だからだ。

リクルーター以外のレベルカードを解説する。

まず,《鏡の精体/Mirror Entity》はこのデッキのエンドカードだ。リクルーターでクリーチャーを並べながら,このカードを召喚することで,高速で高打点を実現する。

《静寂の捕縛/Bound in Silence》は擬似的なクリーチャー除去だ。2マナのリクルーターさえ着地できれば,サーチできるため,相手の高速ビートに耐えることができる。

《熱風の滑空者/Thermal Glider》と《夜風の滑空者/Nightwind Glider》はそれぞれ,プロテクション赤と黒を持つ2/1の飛行クリーチャーだ。プロテクションの色が合えば,除去されず非常に心強い。また,飛行をもっているため,プロテクションの色が合わなくても無駄にはならない。

2マナのリクルーターが着地した場合,最初にサーチするのは《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》だ。リクルートのためのマナ効率が一番良いのが理由だ。リクルーター着地後に除去を打たれた場合に備え,場に2体はリクルーターが残るように展開を心がける。1体でも残れば後続を手札の消費なしに展開できるからだ。

補助

デッキのコアとなる部分の解説をしたので,残りの補助カード18枚を解説する。

  • 2 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》
  • 1 《精神石/Mind Stone》
  • 4 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
  • 1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
  • 2 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
  • 1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
  • 1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
  • 1 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
  • 1 《謙虚/Humility》
  • 2 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》

これらの18枚は大きく3種類に分類される。

  1. マナ
  2. 除去
  3. ロック

マナ

以下の2種類はマナ基盤としての役割を持つ。

  • 2 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》
  • 1 《精神石/Mind Stone》

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》なしの装備品もリベリオンも初動に4マナかかる。そのため,後半無駄にならないマナ発生源が必要だ。そこでこれらの2種類を採用している。

《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は後半の消耗戦では,回収してそのままフィニッシャーとなる。《精神石/Mind Stone》は序盤はマナ加速であり,マナが余ればドローに変換でき無駄がない。

ただし,これらのカードは初手のキープ基準にしにくいので,素直に《地平線の梢/Horizon Canopy》などに差し替えたほうがいいのではないかと考えている。

除去

以下の4種類は除去としての役割を持つ。

  • 1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
  • 2 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
  • 4 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
  • 1 《忘却の輪/Oblivion Ring》

特に目立つのが,4枚採用している《漸増爆弾/Ratchet Bomb》だ。序盤や手の空いたときに設置でき,特にプレインズウォーカーを破壊できるのが強い。装備品の除去の避雷針にもなる。時間はかかるものの対応できるカードの幅が広いため,4枚採用している。

《歩行バリスタ/Walking Ballista》はウィニー相手はもちろんことと,《漸増爆弾/Ratchet Bomb》と同様に相手のプレインズウォーカーを破壊できるのが強い。このカードのおかげで,プレインズウォーカーを即座に除去できて難を逃れた場面が多くあった。また,後述する《謙虚/Humility》とも相性がいい。+1/+1カウンターが乗るため,《謙虚/Humility》設置後は戦闘で非常に有利に立てる。

《剣を鍬に/Swords to Plowshares》はこのデッキではあまり強くない。後述するロック手段に《虚空の杯/Chalice of the Void》を採用しているため,競合することがあるので枚数を控えている。とはいうものの,デルバーなど高速ビート相手には必要なので,残している。

《忘却の輪/Oblivion Ring》は《漸増爆弾/Ratchet Bomb》で間に合わないときのために1枚採用している。《漸増爆弾/Ratchet Bomb》に巻き込まれる可能性があるため,あまり多くは採用したくない。しかし,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》でサーチでき,《殴打頭蓋/Batterskull》などこのカードでなければ対応が難しいカードもあるので採用している。

ロック

以下の3種類のカードはロックの役割を持つ。

  • 1 《虚空の杯/Chalice of the Void》
  • 1 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
  • 1 《謙虚/Humility》

どれも相手にとっては致命的なカードだ。

《虚空の杯/Chalice of the Void》は,奇跡,グリクシス・コントロール,デルバーなど,ストンピィ系以外のデッキに非常に有効なカードだ。基本的にX=1で唱える。相手によってはこれだけで勝てることもある。基本的には後述する《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で最優先でのサーチ対象となる。序盤に出せなくても中盤に出しても,それ以降の1マナの除去,手札破壊,ドロー操作を遮断できるため強い。

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》はアドバンテージの源泉だ。基本的には,《不毛の大地/Wasteland》を使いまわすことを狙う。《虚空の杯/Chalice of the Void》同様,相手によってはこの《不毛の大地/Wasteland》ループだけでも勝てる。《不毛の大地/Wasteland》の他には,《埋没した廃墟/Buried Ruin》によるアーティファクト回収も強い。環境にアーティファクト破壊が多いので,これで回収することで対応できる。その他,《漸増爆弾/Ratchet Bomb》をループする動きも強い。最後に単純なマナ加速として,《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》も採用している。これはレジェンドルールで自分で墓地に落ちることを狙ったものだ。デッキに4枚採用しているので,それなりの確率で墓地に落ちてくれる。

《謙虚/Humility》はビート殺しの1枚だ。環境にはエルドラージや《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》など,非常に強力なクリーチャーが蔓延している。この1枚があることで,これらのクリーチャーを無力化できる。《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》や《アカデミーの学長/Academy Rector》などの戦場や墓地に落ちることで効果の発生するカードも永続的に封じることできるのが非常に強い。もちろん自分にも影響はあるが,装備品で強化できるし,そもそも頭数は多いのでカバーできる。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》

装備品とリベリオンの他に特徴的なのが,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を用いたシルバーバレット戦略だろう。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》と各種の強力なエンチャント・アーティファクトを採用することで,幅広い場面への対応を実現する。

基本的には以下の4枚がこの優先順位でサーチ対象となる。

  • 《虚空の杯/Chalice of the Void》: 初手に《悟りの教示者/Enlightened Tutor》がある場合,まずこのカードをサーチして設置することからゲームを始める。
  • 《謙虚/Humility》: ゲーム中盤以降,劣勢になった場合,あるいはこちらが有利になった場合に状況を固定するために展開。
  • 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》: 主にJunk系相手で特殊地形が多い場合,《漸増爆弾/Ratchet Bomb》と《埋没した廃墟/Buried Ruin》が出ており,アドバンテージを稼げる場合。
  • 《古えの居住地/Ancient Den》: 初手に土地が1枚しかない場合や,後1マナでリクルーターを起動できる場合にサーチする。あまり好ましくないが,マリガン1回分と考えると悪くはない。
  • 《忘却の輪/Oblivion Ring》,《歩行バリスタ/Walking Ballista》: 相手のプレインズウォーカーを除去したい場合にサーチ。

ロック手段をメインに,その場に応じたカードをサーチする。

マナ

メインデッキの最後に土地を解説する。

  • 24 土地
  • 6 《平地/Plains》
  • 4 《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
  • 4 《不毛の大地/Wasteland》
  • 4 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
  • 4 《埋没した廃墟/Buried Ruin》
  • 1 《カラカス/Karakas》
  • 1 《古えの居住地/Ancient Den》

基本的に4マナ必要なデッキなので,土地は多めに24枚採用している。特に特徴的なのが,《埋没した廃墟/Buried Ruin》と《古えの墳墓/Ancient Tomb》だろう。

《埋没した廃墟/Buried Ruin》はアーティファクト破壊への対策として採用している。装備品はゲームを決める力を持っているため,破壊されても回収して再度の展開を狙う。その他に,《漸増爆弾/Ratchet Bomb》や《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》ともシナジーがあり,ゲーム中に1枚は引きたいので4枚採用している。

《古えの墳墓/Ancient Tomb》はリベリオンの動きを強化するために採用した。ストンピィ系デッキに顕著だが,速度が間に合わなくて負ける試合が数多くあった。このカードを採用することで初動4マナのリベリオンを3ターン目に起動でき,最速6ターンキルだったのが5ターンキルに短縮できた。また,《目くらまし/Daze》をケアした動きができるようになり,デッキの基礎力向上に欠かせない。

《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》は,POX相手への対策と共に,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》でアドバンテージを稼ぐ要素として4枚採用している。

サイドボード

メインデッキの解説が終わったので,サイドボードを解説する。

  • 15 サイドボード
  • 1 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
  • 1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
  • 1 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
  • 1 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
  • 1 《真髄の針/Pithing Needle》
  • 1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
  • 1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
  • 2 《呪われた巻物/Cursed Scroll》
  • 2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
  • 1 《無のロッド/Null Rod》
  • 1 《弱者の石/Meekstone》
  • 1 《罠の橋/Ensnaring Bridge》
  • 1 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》

内容は大きく以下3種類に分類される。

  1. 除去
  2. 妨害
  3. その他

除去

除去の役割を持つのは以下の4種6枚のカードだ。

  • 1 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
  • 1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
  • 2 《呪われた巻物/Cursed Scroll》
  • 2 《忘却の輪/Oblivion Ring》

まず,コンボ以外の相手にはほぼ《歩行バリスタ/Walking Ballista》は投入する。相手のシステムクリーチャーやプレインズウォーカーにも対応できるからだ。

《忘却の輪/Oblivion Ring》は万能除去であり,スニークショー対策でもある。中速コントロールの奇跡やPOXあたりに使う。

《未達への旅/Journey to Nowhere》は青赤デルバーなど高速ビート相手に追加の除去として入れる。《忘却の輪/Oblivion Ring》では間に合わないためだ。

《呪われた巻物/Cursed Scroll》は中長期戦を見越したカードだ。奇跡,POX,Death & Taxesなどに入れる。ただし,自分の《虚空の杯/Chalice of the Void》と競合するので,ここは枚数を減らしたほうがいいように感じている。

妨害

妨害の役割を持つのは以下の7種類のカードだ。

  • 1 《安らかなる眠り/Rest in Peace》
  • 1 《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
  • 1 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
  • 1 《真髄の針/Pithing Needle》
  • 1 《無のロッド/Null Rod》
  • 1 《弱者の石/Meekstone》
  • 1 《罠の橋/Ensnaring Bridge》

墓地対策としては,《安らかなる眠り/Rest in Peace》1枚に頼っている。ドレッジなどは《安らかなる眠り/Rest in Peace》の他に,《謙虚/Humility》も有効であり,これらでカバーしている。ただし,あまり当たらないので,あまり使わない。もう1枚墓地対策があったほうがいいかもしれない。

《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》は高速コンボのANT用だ。

《真髄の針/Pithing Needle》は,プレインズウォーカーを止めたり,スニークショーの《騙し討ち/Sneak Attack》を止めることがメインだ。

《無のロッド/Null Rod》はMUD対策のための専用カードだ。それ以外に目的はない。

《弱者の石/Meekstone》と《罠の橋/Ensnaring Bridge》はエルドラージ対策だ。《罠の橋/Ensnaring Bridge》に関しては,リアニメートやスニークショーの簡易的な対策にもなる。

その他

最後に除去と妨害以外のカードが以下の2枚だ。

  • 1 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
  • 1 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》は妨害カードのかさ増しだ。サイド後はサイドインしたカードを引けるかどうかが勝敗に直結する。アドバンテージを失ってでも序盤に引くためにサイド後は《悟りの教示者/Enlightened Tutor》3枚で戦いに挑む。

《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen》は追加の勝ち手段だ。奇跡やグリクシス・コントロールのように,消耗戦となる場合の勝ち手段とする。

サイドプラン

基本的にサイドアウトするカードは以下のカードだ。

  • 《夜風の滑空者/Nightwind Glider》 or 《熱風の滑空者/Thermal Glider》: 相手の色に合わせる
  • 《静寂の捕縛/Bound in Silence》: 奇跡など非クリーチャーデッキ
  • 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》と《果敢な隼/Defiant Falcon》合計2枚
  • 《謙虚/Humility》(非クリーチャー),《虚空の杯/Chalice of the Void》 (ストンピィ系)

サイド後は相手のクリーチャー除去が増えることを見越して,タフネス1のレベルカードを減らす。その他,相手によっては効果の薄いカードを減らし,その枠にサイドボードから有効なカードを投入していく。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》は,相手が《虚空の杯/Chalice of the Void》を使っていない限りは毎回サイドインする。その他,《歩行バリスタ/Walking Ballista》や《忘却の輪/Oblivion Ring》をよくサイドインする。

初手キープ基準

基本的に《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》かリクルーターのどちらかが,1枚以上 くるまで2マリガンまでは積極的に行う。2マリガンの時点で土地がない場合だけ,3マリガンする。

《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》もリクルーターも,手札の消費なしで展開可能であり,除去されなければそのままゲームを決めることもできる。そのため,初手が1-2枚減っても大きな問題ではない。それよりも,序盤にこれらのカードを確実に展開できることが大事だ。

課題

スニークショーやANTを始めとする高速コンボは対戦回数も少ないのもあり,勝つのが難しい。

その他,2マナランドを採用してからはまだ当たっていないのでわからないが,奇跡とグリクシス・コントロールもなかなか勝てない。

個人的にはメインデッキはあまり変更できる箇所がなくなってきた印象なので,サイドボードの完成度を高めてこれらの苦手デッキに対応することになるだろう。

改良案

最後にデッキの改良案を示す。

ひとまずメインデッキでぱっと思いつくのは以下だろう。

  • Out: 《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》2,《精神石/Mind Stone》1,《アムローの偵察兵/Amrou Scout》1
  • In: 《地平線の梢/Horizon Canopy》1,《絡みつく砂丘/Grasping Dunes》2,《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》1

《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》と《精神石/Mind Stone》は無駄にならないマナ供給源としていいかと思った。しかし,初手のキープ基準や安定性に欠けるので,やはり《地平線の梢/Horizon Canopy》や《絡みつく砂丘/Grasping Dunes》のような無駄になりにくい土地のほうがいいだろうと感じた。

それと,リクルーターで生存確率の高い《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》は増やすべきだ。次回購入する。

その他,サイドボードはまだまだ検討の余地があるだろう。《虚空の杯/Chalice of the Void》と競合しにくい《魔術遠眼鏡/
Sorcerous Spyglass》もよいだろうし,場合によっては《日中の光/Light of Day》や《因果応報/Karma》も検討の余地があるかもしれない。

今後も,特に《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からサーチ可能なアーティファクトとエンチャントの調査・検討を継続していく。

まとめ

復帰後初の3-0を達成した装備リベリオンを解説した。

装備品とリベリオンといった手札を消耗しない勝ち手段を用意し,今までのウィニーの課題だった手札の消耗への解決策を出せた。

その他に,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》,《謙虚/Humility》といった強力なアーティファクトとエンチャントを《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で引っ張ってくるというコントロール的な動きもできる。

アドバンテージやパワーカードが念頭に置かれた現在のレガシー環境にあったデッキになった。白ウィニーばかりを使ってきた自分にとっては,手応えのあるデッキを構築できた。

3-0に満足せず,次は4-1,5-0を達成できるように精進していく。

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