書評☆2 電子工作の職人技 | 実用的な電子工作例があり,図解も多いが全体的な難易度は高め

概要

電子工作のコツを解説している。

大きく以下の2部構成になっている。

  1. 電子部品の説明
  2. 電子工作例の紹介

全部で130ページくらいの薄い本だが,図解や写真はふんだんにあり,わかりやすくしようという意図を感じた。

ただし,全体的に難易度が高そうな印象を持った。説明の部分でもけっこう専門用語があり,小難しそうなことが書いてあった。特に,後半の電子工作例は,実用的なものを作ることをテーマにしているため,難しそうなテーマしかなかった。

最初は簡単なことを書いてあったのだが,後半にいくにつれて難易度が上がり,バランスが悪かった。

結論

130ページの文量で,電子工作の基礎部分と,実用的な電子工作例を一緒に掲載しようとしていて,その意欲は感じた。しかし,全体的なバランスが悪くなり,初心者には勧められないし,経験者には若干物足りないという中途半端な内容に感じた。

本書が電子工作の「次のステップアップに」と考えている人を念頭に置いているとのことなので,電子工作経験者が後半の実用的な電子工作を目当てに読むのが一番効率いい気がした。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/10/21/

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