書評☆3 フォームとの連携に詳しいPHPの入門書 | 詳細! PHP 7+MySQL 入門ノート

概要

PHP 7の入門書となっている。PHPの基本文法から,HTMLのフォームとの連携方法,さらにはMySQLとの連携方法まで,PHPについて全体的に解説されている。

MySQLの部分に興味を持って読んだのだが,MySQLは最後のChapter 12-13 (50ページ)にかかれていた。内容も普通でおまけ程度だった。

この本で特に良かったのが,フォームとの連携が詳しいところだ。Chapter 8-10までの150ページに渡り解説されている。いろいろなフォームの使い方や,セッションとクッキーの使い方まで解説されている。

自分の知る限りでは,PHPの入門書の中ではフォーム関係の解説が一番詳しいと感じた。

書名にPHP 7と書いてあるが,PHP 7とPHP 5の違いについてはあまり書かれていないので,普通のPHPの入門書と思ったほうがいい。PHP 7について期待すると,裏切られると思う。

参考箇所

p. 44: デバッグのために変数の値を表示する

PHPでのデバッグ方法には,print_r()とvar_dump()の2通りがある。ここまでは,普通なんだけど,この本ではこれらの違いをきちんと解説していた。

var_dump()は論理値とNULLを表示し,値の型も表示できる。デバッグ目的だと,var_dump()のほうがいいとのこと。

p. 224: クラス定義ファイルを作る

また、PHPコードだけのクラスファイルではファイルの最後が終了タグ?>で終わるので、終了タグを書かないようにします。

WordPressのプラグインなどで終了タグが省略されているものがあり,何かの間違いかと思っていた。公式サイト にもあるとおり,全体がPHPコードの場合は,省略したほうがいいらしい。知らなかった。

まとめ

PHPの入門書として,一通り必要なことが書いてある。特に,フォーム関係に詳しかった。

PHPをこれから始めるための一冊としては悪くないと思った。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/08/20/

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