書評:株、FX、世界経済がマンガでわかる!新女子高生株塾

☆4:リーマン・ショック・東日本大震災前後の金融情勢の解説

「ダイヤモンド・ザイ」の2009年1月号から2011年6月号まで連載されていた「女子高生株塾 SEASON3」を大幅に加筆修正し,収録した内容になっている。

2010年前後はリーマン・ショックや東日本大震災という日本や世界において大きなできごとがあり,これの前後で世界情勢や,金融情勢がどう変わったのか,漫画で解説されている。また,株式だけではなく,FXや金などの仕組みについても解説してある。

物語としても,株の仕手戦や,FXに大きな影響を与えるCPI(消費者物価指数)の情報をめぐるやりとりなど,面白くてつい一気に読んでしまった。

絵柄がまた独特でどうなのかと思ったが,ちゃんと話が作りこまれていてよかった。

この本は前作からの続編とのことで,今回は前作は読まずにいきなりこの本を読んだため,前作からの因縁などがよくわからなかった。 前作を読んでいれば,前作の登場人物が少し登場していたので,より面白かったとは思うが,別にこの本から読んでも内容は分かるようにはなっている。

なお,前作の書評は以下に掲載している。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/05/11/

まとめ

2010年前後におきた,リーマン・ショックと東日本大震災という大きなできごとの前後で金融情勢がどう変わったのかがわかりやすくまとまっている。

株だけではなく,FXや金,政府の金融政策などにも触れられており,読み物として面白かった。内容としては,けっこう専門的な知識を要するものがあるのだが,漫画になっていてすらすらと読めた。

投資初心者〜中級者の読み物としてよかった。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/05/07/

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