GNU Makeのインストール

以前,「stowによるローカルパッケージ管理」という記事でパッケージのソースコードからのインストール方法について解説した。基本的に,新規でインストールするパッケージはこの方法でソースコードからインストールする。

今回は,ソースコードからインスト―ルするにあたって,かなり多くのソフトがビルドに採用しているGNU Makeをインストールする。

インストール情報
項目 説明
配布元 Make – GNU Project – Free Software Foundation
インストール手順 INSTALL – make.git – make
依存関係 Cコンパイラー(gcc)
ビルド環境 Ubuntu 16.04
インストール手順
LOCAL=~/.local
PKG=make
VER=4.2.1

cd $LOCAL/src
wget -nc https://ftp.gnu.org/gnu/$PKG/$PKG-$VER.tar.bz2
tar -xf $PKG-$VER.*
cd $PKG-$VER
./configure --prefix=$LOCAL/stow/$PKG-$VER
./build.sh
./make install

stow -d $LOCAL/stow $PKG-$VER

GNU Makeのインストールにあたって注意することは,[インストール手順]の10-11行目だ。

GNU MakeもAutotoolsを採用しているため,本来ならばGNU Makeのビルド自体にもGNU Makeが必要になる。しかし,まだGNU Makeはインストールできていないので,GNU Makeをインストールできない。この「自分自身を生成するのに自分自身が必要となる問題」をブートストラップ問題と呼ぶ。

GNU Makeはブートストラップ問題の対策として,GNU Makeが存在しない環境でGNU Makeをビルドするためのシェルスクリプトbuild.shを用意している。

If you need to build GNU Make and have no other ‘make’ program to use, you can use the shell script ‘build.sh’ instead. To do this, first run ‘configure’ as described in INSTALL. Then, instead of typing ‘make’ to build the program, type ‘sh build.sh’. This should compile the program in the current directory. Then you will have a Make program that you can use for ‘./make install’, or whatever else.

Some systems’ Make programs cannot process the Makefile for GNU Make. If you get errors from your system’s Make when building GNU Make, try using ‘build.sh’ instead.

README.template – make.git – make

これを使うことで,GNU Makeのない環境でもGNU Makeのインストールができる。これで,GNU Makeのソースからのインストールが完了となる。

このような流れで,その他のソフトもインストールでき次第,手順を記事にまとめていく。

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