書評:不動産投資の学校 実践編

☆2:実践編の割には内容が薄い

不動産投資を行う上で大事なポイントを解説しています。前著[入門編]の続編とのことです。

内容としては以下を扱っていました。

  1. タイミング
  2. メンタル
  3. リスク
  4. ファイナンス
  5. 所有期間利回り
  6. 融資のための資産表
  7. 法人化と税金
  8. 成功事例

全体としてみやすくわかりやすかったのですが,内容がやや薄いと思いました。

参考箇所

pp. 137-138: paragraph-2 物件を売却して初めて投資の成否が決まる

利回りの高さはりすくの高さでもあるのです。地方の物件ほど利回りが高い傾向にあるのは、将来の価格下落リスクを折り込んでいるからといえます。 現時点での利回りだけで判断するのは本当に危険なことだと認識してください。

所有期間利回りの考え方は納得しました。家賃収入があったとしても,最後の売却時に物件価格が大きく下落していては結局損となってしまいます。

p. 179: paragraph-6 不動産投資に強い税理士を選ぼう

趣味でやる人は別として、ほとんどの人は自分で食べる野菜や肉を自給自足することはありません。それは自分でやると効率が悪いからです。 ところがなぜかビジネスのことになると、なんでも自給自足でやろうとする人が多いようです。 実際にはビジネスの分野のことも、他人に任せられることは任せてしまったほうが効率的です。

なんとなく自分で完全に制御でき,コストカットにもつながるので自分でやったほうがよいかと考えていました。内容に応じて外部に任せることも検討が必要と感じました。

まとめ

実践編と書名にあるので実践的な内容を期待していましたが,けっこう一般的なことが多い印象でした。 的はずれなことを書いているわけではなく,読みやすいのですが,中身はやや薄めです。 悪くはないのですが,やや期待はずれでした。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/03/05/

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