受験報告: FP技能検定2級 | 社会人の金融リテラシーに最適の資格

2018-01-28実施のファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定2級を受験しましたので,受験報告を記します。

FP技能検定とは

まず,ファイナンシャル・プランニング技能検定とは何かです。これは試験実施団体の一つである一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)のページに書かれています。

ファイナンシャル・プランニング技能検定とは
  • 顧客の資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度を検定します。
FP技能検定 | 一般社団法人 金融財政事情研究会

資産や税金などお金のやりくちに関しての技能を評価するための試験となっています。試験内容は大きく以下の6項目にわかれています。

  1. ライフプランニング
  2. 年金・保険
  3. 金融・投資
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・贈与

主に,金融業界の人たちが自分たちの知識・技能を評価するための試験となっているように思います。

受験理由

実は私は2年前に3級の試験を受験して合格しています。ですが,私は別に金融業界で働いているわけではありません。

受験した理由としては,これから生きていくうえでお金の知識を身につけたほうがいいと考えたからです。仕事をしているのもお金のためという面があります。今後両親がなくなったときに相続が発生したり,独立するにあたって税金を納税する必要があるなど,お金とは一生付き合うことになります。

お金から自由になるためにもお金のことを知る必要があると考え,その知識を身に付けるために受験しています。この目的として,この試験は実務的で具体的な内容が問われており,有益と感じています。

例えば,年金の受給金額や相続時の相続税の合計金額の計算などです。

受験科目

FP技能検定では,午前の学科試験と午後の実技試験の2科目の試験があります。そして,午後の実技試験は受験種目を試験申込時に選べます。実技といっても,より具体的な内容に沿った問題となるだけです。工学とことなり実際にハンダ付けのような機械の操作はありません。ただし,計算に電卓を使います。

少しややこしいのですが,FP技能検定は実施団体が以下の2団体存在します。

  • 一般社団法人 金融財政事情研究会
  • 日本FP協会

どちらで受けても資格としては同じです。午前の学科試験は共通なのですが,午後の試験が若干異なります。

金融業界以外の人が受験する場合,一番身近な個人資産相談業務(きんざい)か資産設計提案業務(FP協会)を選択するのが普通です。

これらの内容の違いとしては,以下のような傾向があるように感じます。

きんざい
計算問題がやや多く,問題数が若干少ない
FP協会
問題数がやや多く,計算問題がやや少ない

一般論として,FP協会の試験のほうが合格率は高いようです。

しかし,きんざいは一般社団法人であり,より公的団体な団体であるので,こちらで受験しました。

勉強方法

試験勉強には以下のテキストを使いました。

滝澤ななみ, 2013-2014年版 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP, 2013–2014年TAC出版, 2013

その他,きんざいで公開されている過去問題を使い,「2級FP過去問解説」で配布されている過去問の解説を使いました。

実は教科書は2016年にFP3級を受験したときに購入したものです。FP技能検定の3級は2級の部分集合的な位置づけなので,2級の対策本で3級も対策できました。また,値段を考慮して型落ちしたものを安く購入しました。そのまま今回もこれを使いました。一部法令の改正があり,内容が古くなっています。例えば,相続税の基礎控除とか相続時の土地・建物の税金控除の面積など。

以下の手順で勉強しました。

  1. 過去問題集を解く
  2. 間違えた問題を解説やテキストを確認
  3. 備忘録にまとめる
  4. 1-3を繰り返す

11月からゆったりと開始し,2016-01まで過去2年分合計6回の学科と実技試験をひとまず一周しました。

受験の感想

学科と実技のそれぞれで合格基準は6割ずつです。過去問題集を解いていた感じだと,正答率が最後まで6割をぎりぎりでしたので,自信はありませんでした。

17:30から模範解答が公開されるので,自己採点したのですが,その結果だと不合格でした,正答数だけですが,以下のとおりになりました。

  • 午前の学科試験:34/60
  • 午後の実技試験:35/50

午後の実技試験は問題によって配点が異なるので,もしかしたら合格しているかもしれません。しかし,午前の学科試験が確実に足りていませんので,不合格だと思います。あと2-3個でとても悔しいのですが,しかたありませんね。

やはり,勉強の段階で正答率が6割ぎりぎりだったのがまずかったです。最低限過去問題で7割は正答できるようにしないといけませんね。やはり,1周だけではなく2周3周はする必要がありました。

午後の試験が合格していれば,2年間は科目免除を受けられるので,次回の試験が楽になります。

悔しいので,次回の5月の試験を受けます。合格するまで挑戦し続けます。また,結果がでたらこちらでお知らせします。

2018-03-08(木)試験結果が公開され,2018-03-12(月)に合否通知書を受け取ったので,結果報告記事を公開しました。

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